とあるN君のホラーな話

N君

初めての遭遇

これは僕が実際に遭遇した不思議な体験


今思っても謎しか無いけど、今現在でも不思議な事が有ったりするから何かの縁があるのかな~


ただノンフィクションでもファンタジーよりだから、分けてまとめて書き出してみましたw


一応注意事項として、心霊体験を書いた内容なのでホラーが苦手な方はご注意を



〜番外編〜


まず僕がその子に会ったのは小2の夏だった


その時僕は小学校の廊下を歩いていた


構造としては廊下は一直線で、側面には窓と各クラスの教室、後ろは行き止まりで前は分岐で階段や給食搬入扉、見通しの良い下駄箱群のある正面玄関で、僕は玄関に向かって歩いていた


もう5メートル程で玄関への曲がり角、という時に「バタバタッ」後ろから何かが走ってくる音がした


廊下には誰も居なかったし、放課後だからか各教室にも人影はまばらだったけどな・・・


まぁ、ぶつかると危ないから注意するか・・・と思い後ろを確認しようとしたその時、


僕の脇の下をナニかが潜り抜けた


こいつ危ないな!と腹が立ち、すぐに僕はそのナニかを追いかけた


ぱっと見た感じは白いワンピースの黒髪で、同じ年頃の女の子に見えた


あんな子この階に居たっけ?、と思いつつも危ないという怒りが先にあったので、その時は深く考えずに走った


すると玄関方向へ曲がったので、僕もすぐに曲がった


その間2、3秒しか差は無かったと思う


でもそのナニかは居なかった

走る音も聞こえない

他の生徒も居ない


静かだった


僕は不思議に思いつつも、「ま、逃がしたなら明日で良いや!」と軽く考えその日は施設に帰った


そういやあの子、可愛い感じだったな~


とか思いつつw


次の日、教室の生徒に昨日の話をした


みんながみんな「そんな子見た事無いな~」としか言わなかった


例の教室を見て回って話を聞いても同じだった


白いワンピースなんて目立つのに、何で誰も分からないのだろか?


まぁ、別に良いかw


そんな事より裏の森で虫取ったり、校庭で缶蹴りする事で頭が一杯だったしw


こうして一回目の出会いはアッサリ終わった

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