Lost Boy/探索2
このタイミングで、文字に積極的に触れた探索者はアイデアを振る。成功した場合、怪しまれない程度のスピードで文字を理解することができる。
エントランスホール全体に目星→
案内板が見つかる。ホログラムでできている為、宙に浮いて透けている。この手のホログラムは至る所に見受けられる。
また、案内板の右下には現在時刻が表示されている。2859/10/05/10:10
案内板→
食堂の所には「d9hs@4」と書かれている。文字について探求していない探索者はそれ以外は読めない。
※文字を調べていた探索者は地図を理解できる。日本語の地図を渡してよい。その場合、探索者は渡された地図を他の探索者に公開することはできないが、文字を小声で日本語訳するくらいは構わない。
あまりに長い間同じ場所に留まっている場合は、受付嬢が訝しげな顔で此方を見ている、等と言って急がせる。
手分けして探索する場合は「神話技能持ちを分けるとよい」との助言をする。言わなくても良いが一箇所ごとに大体1時間かかる。
サトルが帰ってくるのは19時。現在10時。
また、二回目探索をする前ににゃる様に親しい探索者の元に電話が掛かってくる。
「…ふふ、久しぶりだね。」
「おっと、この先は待合室で。私はそこで待っているから、来てもらえるかな」
待合室に呼び出される。
【図書館】
どこもかしこも本、本、本。
基本は各人2回ロール可能。2回目は放棄してもよい。居残りして別の場所に行かないならもっと増やしてもいいが…。
ロールは図書館+学術÷2にして成功確率を上げさせて良い。
歴史→
この世界の歴史文献に目を通した。自分のよく知っている歴史のようだ。過去の事象という語り口で書かれた未来…不思議な気分だ。
しかし奇妙なところがある。貴方の居た時代から800年の間に大した技術の進歩はなかったと言う。実際、800年間の文化や技術は貴方の時代のものから大きく変化はしない。しかし2840年頃から技術は目覚ましい進歩を遂げていることが分かった。
「2840年に賢人が現れる」と。その賢人が停滞していた技術を一気に進めたらしい。
※賢人の写真は載っていない。賢人は人目を嫌っているらしい。死亡は確認されていない。
天文学→
現在のような昼夜の変化になったのは2840年頃から。怪物が出現しだしたのも同時期だとわかる。
クリティカル:満月の夜巨大な鳥が現れ、背中に人らしきものが載っているという目撃情報もある。月をバックにそのシーンの写真も。
オカルト→
憔悴の病気について。病気ではなく呪いの類なのでは、という噂が流れていた。執政組織は裏でヤバいことをやってる、異世界の人間が度々此方へ来てこの世界を乗っ取ろうとしている、賢人が人前に出たがらないのはブスだからでは?などなど、色々な噂が。
医学→
この世界に関して医療技術は自分たちの世界と大差ないように思えたが、気になる記述があった。近年度々現れるようになった憔悴の病気についてだ。身体のどの臓器にも問題はないのに、弱って死んでしまうという。その病気にかかった者が精神病である割合のグラフが書かれている。かなり高い。
(PowとMPの関係)
魔導書を探す→
図書館。成功すればそれらしきものは一つもないことが分かる。しかし違和感。
何度も時間をかけて探索した者のみ、一部棚欠けがあるのが分かる。棚欠けがそこそこある。聞かれれば、棚欠けの周りの本はジャンルがバラバラであまり手入れされてないと答えてよい。
夜に関する童話(以下文はデタラメ語が読めない探索者用)→
文字が読めないので見る気もなくしていたが、その表紙に釘付けになった。チープになっているが化け物の絵(昨夜見た空の怪物だと分かる)。
アイデアに成功すれば、挿絵から中身を推測できる。
子供が親の目を盗み外へ出たら怪物に襲われた。辛くも逃げ出せたものの、それから夜外には出なくなった。今度は別の子供が外に出た。わざと見つかって、大人の居る場所へ走っていき……すると大人たちは一斉に光る物をその怪物に当てた。怪物はのたうち回りながら空へと逃げていった。
異世界→
白い装丁の本。デタラメ語で書かれた辞書。読めば他の言語:異世界の技能値+50
ただし行動時間を全て消費する。
科学に関する本→
科学系の週刊誌がある。表紙に「楠木聡(デタラメ語)」の文字。ページを捲れば、今よりも若いサトルの写真があった。横に"賢人"と書かれている。
※詳しく読もうとするなら、異世界の存在を感知したと書いてある。細かな原理についてはぼかされているのか書いてない。
アイデア成功で、2843年5月第3週号と書かれているのに気付く。
【研究所】
ガラス張り。見学スペースと研究所スペースが一枚のガラスで隔てられている。
目星→
成功しても専門知識がないからかよく分からないとだけ。
※もしくは過去の探索で記憶があるなら、パソコンの文字が謎の本のものと似ていることが分かる。
※クトゥルフ神話技能持ちにはそれを振らせて、成功すればミ=ゴ亜種の使う語だと分かる。よく見るなら、人の精神情報や記憶などがモニタリングされていると分かる。
聞き耳→
成功すれば微かに虫の羽音が聞こえる。
クトゥルフ神話→
成功…ミ=ゴがこの下に居る。
失敗…もう一度目星を振れる。
イケメンが立ってる。
「ふふ、やってるね。」
「…君達はこれが何の研究だか分かるかい?」
神話生物?→
「まぁ、そうとも言うかな。」
「この先は秘密。私から全て教えることもできるけど、それじゃつまらないだろう?」
分からない→
「…ふーん。サトルは見所があると言っていたが、私にはそうは思えないな…」
液体を腕に零している場合はシークレット目星に成功するとそれを訊いてくる。ただしそのまま「ふふ、それもまた面白い。しっかり活用するんだよ」とだけ。
【多目的ホール】
使用中などの札をかける場所があるのだが、そこには何もかかっていない。
入る前に聞き耳→
物音は聴こえない。
部屋は電気が消え、何も置かれていない。会議、ダンス教室、殺陣の稽古などで使われていそう。
にゃる様と親しい探索者が最初にここを訪れる場合のみ、反映。
「あぁ、君は…。」
しゅるしゅると真っ黒な触手が伸びて貴方の首を掴み持ち上げる。宙に浮く。
「久しぶりだね。私のこと、覚えているかい?」真っ黒の顔の無貌の神。
「…ふっ、ふふ。なんてね、今のはちょっと驚かせただけ。今回は君の味方だから、安心してくれたらいいな」
目星→
この部屋には何も無いが、床に切れ目がある。
切れ目に触れる→
乗っても問題ない。下に空間があると分かる。切れ目は大きい。寝転んで一辺くらい、つまり一畳。取っ手などは見当たらないが更に小さな切れ目がある。
切れ目をこじ開けようとする→
その瞬間地響きが部屋全体に響いた。振動は真下から来たが、下を見ても特に変化はない。
切れ目を触ってみる→
ここだけ板になっているようだ。
聞き耳→
下から「…ぐぅ…ぐぅ…」という音が聞こえる。眠っている。
(シャンタクが眠っている)
強引な手段でこじ開ける→
切れ目が裂けて下に階段が現れた。いびきのような音はなおも聞こえる。
【待合室】
20人ほど人間が居て、デタラメ語を喋っている。標識や伝言掲示板は特にない。ベンチに観葉植物。
※ぼそぼそ小声での会話は可能。
聞き耳→
デタラメ語を辛うじて聞き取る。
「最近お肌かさかさでちょっと困ってるわ」
「あら奥さんも?私もよ、いやぁねぇほんと」などというご婦人方の世間話。
「xegy 6fq@ txtxw@ a9zs bjzw.0」
「3o 6hxym?0qdm9 e73<5 -ys」
そこからもう一度聞き耳させる。成功で地響きと微かな揺れを感じる。ご婦人方も揺れを感じ取ったようだが、世間話は続いている。「あら、地震?」「やぁねぇ、物騒だわ」
「3o d@dy?」 「73<5 2@zc4q@0」
移動して聞き耳→
ただの地震ではないと分かる。下に何かが居る、その衝撃音がしたのだ。
クリティカルの場合は秘匿で核心的な内容を伝える。この音は、どんな動物や機械が立てる音でもない。何か超越的な存在の動く音だ。San0/1
はっとして下を気にする等、大袈裟な行動を取ると周囲も探索者たちを気にする。目立ってしまうというわけである。
誤魔化すような仕草をすれば、判定無しでごまかせる。
周囲に心理学→
単純に気になっただけだと感じる。
********************
A一回目でにゃる様と親しい探索者以外がここで聞き込み
→異世界人と思わせて会話し最後に正体の分かる名刺を出す
B一回目でにゃる様と親しい探索者以外が来て聞きこまない
→二回目探索の前にお電話して呼び出す
C一回目に誰も来ない
→二回目探索の前にお電話して呼び出す
D一回目ににゃる様と親しい探索者が来る
→人間の姿をして座っている
E一回目に多目的、研究所ににゃる様と親しい探索者が行く
→多目的の項を参照、そこから会話は以下BCを参照
********************
聞き込みできそうな人を目星で探す→
A非常に人あたりの良さそうな男性を見つけた。
発声の紙で会話をする場合、基本的に「やってみないと分からない」で情報は出さない。
Aでのにゃる様の設定は、楠木聡がここに来るのを待っている一般人。デタラメ語でないと通じない。
撤収しようとしたら…
A「あ、すまない。少しいいかな。そう言えば自己紹介をしてなかったね」名刺を取り出して。
「私の名前は初崎守。君たちにはこちらを渡すのが適切だね」
その名刺は紛れもなく自分たちが理解できる言語だった。
「君たちがこのシナリオを乗り越えてくれることを、強く願っているよ」
彼は自分たちの分かる言葉を小声で話し、そのまま一度お辞儀して待合室から出ていった。
目星→
名前と電話番号、名刺の裏に小さな地図。
出発点が六角形の建物であることから、執政組織からの地図だと分かる。何処かへの行先が書かれているようだ。
BCD
「…会えて嬉しいよ。僕の愛しい探索者」
「夜はもっと早く寝ないと。夜更かしは健康に悪いと言うからね」
「…?あぁ、少し用事があってね。君を呼び出したのは、ほんの気まぐれだよ」
「人を隠すなら人の中、ここなら周りに気付かれないと思ったんだ」
「食堂かい?この時間は人が少なくなる。みんな昼食を食べ終えてしまうからね」
「さて、単刀直入に言おう。君達にはあまり時間が無いんだ。今晩、執政組織内部で行われる儀式を阻止できなければ、終わりだ。」
終わりって?→
「ミ=ゴ、という名前のとある種族が、外なる神の一柱を呼び出そうとしているんだ。無限の膨張を続け、世界に破壊をもたらす…そんな存在だよ。彼に、その小さな指一本でも触れたら…みなバラバラに引き裂かれて、二度とは帰ってこられないだろうね。」
引き裂かれる?→
「彼の身体に触れると、遠くの悲惨な世界に飛ばされるからね。殆どの場合はその先で死んでしまう。…人間の生きられる環境は、限られ過ぎているものだから」
どうして教えてくれるの?→
「ヒトの一生というものは、君達にとっては長い時間かもしれないが、私にとっては一瞬に等しい。だからその一瞬、私を楽しまれば…一瞬くらいなら、世界の破滅を免れるかもしれないね。(くすり、)つまりはそういうことだよ」
どういうこと?→
「何、…君達への好意だよ。それから、ちょっとした仕返し。」
仕返し?→
「私のペットが盗難被害に遭ってね…」
世界を救わなきゃ→
「いずれは滅びるものに必死になっても、無意味だと思うけどなぁ…でもそういう所が面白い。」
「君達は地球最後の日に立ち会うことになるんだよ。サトルでは感知できなかったのかな、愚かな子…何十年越しの努力を無駄にするところだったね」
【エレベーター】
ボタンらしきもの、カードキーを通すものも見当たらない。
観察→
言われなければエレベーターと思わないレベルの壁。ただし切れ目があるので、最初にここへ来た時見た地図と照らし合わせてもこの先に何かあるのは理解できる。
人の乗降の様子を見る→
変化がない。
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