『小さなお話し』 その51

やましん(テンパー)

『しかしてその正体は❗』

『このおはなしは、フィクションです。』


         😸



 営業中以外のネコママの姿を知るものは、数少ない。


 『ネコママ』が、実は『のら猫女王』であることさえ、知らぬごきどもも、多いのである。


 あれは、言ってみれば、趣味みたいなものである。



のら猫女王

『科学にゃんこ主任をよこしなさい。』



 それは、やましんちの、さらに深い地下にあるのだ。


 『のら猫科学院』である。



科学にゃんこ主任

『お呼びですか?女王さま』


 深く拝謁しながら、科学にゃんこ主任はうやうやしく言った。


のら猫女王

『ワクチンの開発状況は、どうか?』


科学にゃんこ主任

『ちょうど、第1号が完成いたしましたゆえ、さっそく、ご報告しようと、しておりました。』


のら猫女王

『それは、めでたい。』


科学にゃんこ主任

『まずは、臨床実験が、必要であります。』


のら猫女王

『わかった。お店で、昆虫類、爬虫類、鳥類。さらに、哺乳類に、供与してみよう。哺乳類は、やっぱ、やましんさんが、いちばん、当たり障りが、ないかな。にゃんこ。』





・・・・・・・・・・・・😸🍸


               おしまい


              

 



 

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