第2話一号室の戦士のオッさん
「ここが父さんの言っていたアパートか・・・。ボロいな」
二階建てで木造のアパートで、入り口にはやす荘と書かれていた。
「安いのか高いのかどっちなんだ?」
アパートの名前に疑問を抱えつつ一号室の住人に挨拶へと向かった。
「どうも、新しい大家です。挨拶に来ました。ちょっといいですか?」
主人公が軽くドアをノックすると。
ドアをものすごい勢いで開けて鎧を来たオッさんが出てきた。
「貴様、魔王の手先だな!クソっ!この場所も魔王に知られてしまったか!」
「いや、自分は魔王の手先とかじゃなくて新しい大家として挨拶に来ただけなんですが」
「うそを言え!この家屋の主人は初老の男性だったぞ!ワシの目の黒いうちは悪さはさせんからな!この魔物め!」
鎧を来たオッさんは勢いよくバタンとドアを閉めてしまった。
「まったく話を聞いてもらえない上に魔物扱いかよ・・・」
主人公は一号室の前でため息をつきながらうつむいてた。
「しょっぱなから自分のこと戦士と思い込んでいるオッさんとか他にはいったいどんな奴らが居んだよ。このアパート」
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