小さいころ抱えていた「違和感」



 母は、姉を連れて子連れで父と再婚したため、父の祖父母にとって私は「初孫」でした。


 父は一人息子だった為、私はありがたいことに、たった一人の孫として


 とても可愛がってもらえたのですが。


 それは、母と連れ子の姉にとって、時には「孫差別」になったようで・・・・。


  私は、小さいころからずっと、母から、姉から、祖父母の悪口を聞かされて育ちました。


 今思えば。


 祖父母は、子連れでバツイチで高齢の母をよく思っていなかったのかもしれません。


 父は母より8歳も年下だったので。もしかしたら。


「年増の女が若い男をたぶらかしてる」


 そう思ったのかもしれません。


 もしかしたら、そういった祖父母の気持ちが。


 露骨な態度や言動となって


 姉と母にぶつけられたのかもしれません。


 でも。


 私にとっては、祖父母は「無条件で自分を愛してくれる大好きな存在」でした。


 そんな、私を愛してくれる存在。を、母と姉に口々に否定されて。


 小さいながらも。


 私はとても


 ・・・・悲しい気持ちでした。


 腹が立ちました。


 姉や母に意地悪なこと言った祖父母が信じられない気持ちでした。


 そして、それを私に怒るように愚痴る、姉と母に対して。


 自分が怒られている気持になったのでした。


 祖父母のせいで。私が怒られた!!!!!。


 私何もしてないのに!!!。


 そう思った、まだ3歳だった私は。





 祖父母が大嫌いになってしまったのでした。






 

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