「人間の仕事はなくならん」

タイトルは、母が言った言葉です。


AIが人間の能力に追いついてきて、人間の仕事を代替しはじめている昨今、「AIに人間の仕事が奪われるのではないか?」と懸念している人は少なくないと思います。

自分も、AIが人間の能力を凌駕すれば(その時には、AIは新しい人間として認められると思います)、少なくともテクノロジーで強化されていない人間の仕事はなくなってしまうと思います。

だいたいそういう話を母にしたら、タイトルに書いた言葉を言われたのです。


「AIに奪われない人間だけの仕事がある」とする立場の人たちが念頭に置いているのは、強化されていない人間が、AIをあくまで道具として使うことだと思います。

しかし今や、カスタマーサポートや運転や翻訳などといった人間の頭脳労働がAIに代替される可能性は、現実に見えてきています。その流れが、経営などのトップレベルの頭脳労働にも及ばないという保証はありません。

じゃあ物理的な肉体を必要とするサービスは代替されないかと言うと、それも人型のロボットや、あるいはもっと柔軟に形を変えられる未来の機械によって代替されるだろうと思います。


それでも、人間だって、脳をコンピュータに繋いで増強したり、あるいは精神そのものを機械の身体に移したりすることで、未来のAIに匹敵するレベルの仕事ができるようになるだろうと思います。

しかし、残念ながら、そういうテクノロジーによる強化を選ばない人の仕事はなくなるだろうと、自分は考えています。


とはいえ、テクノロジーによる強化を選ばないこともまた、未来の人々には大切な権利として保証されていると思います。

仕事の未来がどうあれ、テクノロジーが読者様の未来を豊かにすることを願っています。

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