こびりついた苦しさをひっぺがす
精神的に苦しかった時期に読んだ本を、後で読み返すと、その頃の苦しさがよみがえってくることがあります。
言い換えると、過去の苦しさが汚れみたいに、その時に触れていた物事にこびりついていることがあります。
正直に申し上げると、それが今、執筆中の小説に対して起こっています。
7月から今まで、梅雨時の憂鬱や豪雨の恐怖プラス、母が家にいる時間が増えたことによるストレスの中、精神的に苦しいのに無理に書こうとしてきた日が何日もありました。
だから最近、梅雨はとっくに明けているのに、加えて母が家にいない時でも、原稿に向かえば胸が苦しくなってネットサーフィンに逃げたくなって(そして実際、逃げて)しまうことがあります。
それでも今日、家に一人でいる間に原稿に向かい続け、ぼちぼち書き進めていると、少し苦しさを忘れられてきました。
言い換えると、自分の小説にこびりついていた苦しさを、少しはひっぺがせてきました。
何か苦手意識がある物事があるなら、原因はそれ自体や自分自身ではなく環境にある……という場合もあるかもしれません。
そういう苦手意識を克服するには、いい環境でやり直したほうがいい……というお話でした。
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