スランプ脱出の鍵=不足を素直に認めること?
自分はここ2年ほど、創作でスランプを感じています。
また同時に、正直に自白すると、どんな物語を見ても陳腐に感じてしまうという(クリエイターなら誰でも一度は経験してそうな)「病気」にもかかっています。
それらの現象は、おそらく同じコインの裏表です。
それを脱出するため、今の自分に必要なことは、常識を壊すことだと思います。
最近の自分は、どんな物語にも、
・友情・努力・勝利のジャンプ三原則という常識
・現実の人間の心身や社会の作りに基づいた常識
・既存のフィクションの常識(異世界ファンタジーならこうで学園ものならこうで~という、ジャンルごとの「こうあるべき」に収まる感じ)
といった常識を見出してしまうし、自分自身、それらの常識を超えられないという感覚があるのです。
逆に、それらの常識を壊すこと。例えば、
・ジャンプ三原則が通用しない、救いのない映画などを見る
・リアルの生活の常識を超えた、理論上ありえそうなアイディアをふんだんにぶち込んだSF小説などを読む
・リアルの常識もフィクションの常識も放り投げた、シュールな映画などを見る
などすればスランプを脱出できるかもしれない。そういうことを、今日ふと思いました。
上に挙げた「常識」は、人に「受ける」物語を作るために、本来不可欠です。
しかし、あえてそれらを破壊した上でまたそこに戻ってくれば、より深みのある物語が作れるかもしれません。
自分のスランプの原因は、常識を壊しきれていないことかもしれない。だからそれを素直に認め、いったん常識を壊してみる。
つまり、不足を素直に認め、それを補う新しい行動を試すことが、スランプ脱出の鍵かもしれないと思います。
創作や、あるいはそれ以外の何かでスランプを感じているかたにも、参考にしていただければ幸いです。
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