今後の話

王城に戻って来た僕は王様、カール様、団長さん達と個室の部屋で話していた。




「あの、王様、カール様話したいことがありまして、」




僕が話したいことはこれからの生活のことだ。




「ん?なんだレイ?」




先に反応したのは王様だった。




「あのですね、僕をティアが帰るまでは王城に置いてもらえせんか?ティアが帰ったら2年間会えなくなってしまうので。」




すると王様は、




「別に構わないぞアイリスとも一緒にいるのだろう?だが、そのあとは城下に住むのか?」




王城にいることは許可が出た。

僕は考えていたことを、話そうと思う。




「ありがとうございます。はい、僕は冒険者になったので冒険者として生きていきたいので宿を借りてそこに住みたいと思います。お金もありますし。あ、でも二人と結婚したら家に住みたいと思ってますよもちろん」




すると、王様は




「週に一度の勉強に来るのであれば問題はない。それに2年間自由にしていいと言ったのはこちらだしな」




















僕は今決まったことをアリス達に話した。

するとティアが、




「わかりました。2年間会えないのはとても残念ですが、そのかわり!2年後の成長した姿見て下さい!きっとレイ君にふさわしい女になっていますので」





するとアリスが、




「私だけレイ君に毎週会えるのはずるいと思うの、それに・・・私も成長した姿見てほしいし。」




後半言っていたことは声が、小さくて分からなかったけどそこなんだよねー。アリスだけ僕に会えるのはティアがかわいそうだと思うし。僕がアリスの言葉に悩んでいるとアリスが




「私はレイ君に出来るだけ会わないように過ごす!そうすればいいと思うの。」




アリスの言葉を聞いたティアは、




「アリス、本当にいいの?私は別にレイ君に会ってもいいと思うの」




「ティアっちょっとこっちに来て!」




アリスはティアの手を握り部屋の角に行って小声で話をし始めた。




「ティア、あのね私もレイ君に成長した姿を見てほしくてね、だから出来るだけ会わない方がいいのかなぁーって思って、だけどねもちろんレイ君に会えないのは寂しいよ。だけどね思ったの、会えない時間が長ければレイ君に会ったときとっても嬉しいと思うの。それに加えてね、私たちの成長姿を見てもらえるの、きっとレイ君私達をもっと好きになってくれるよ!」




「アリス…そうだね!わかった。確かに寂しいけどね、そのかわり私が帰るまでレイ君にたくさん甘えよ!」




「うん、わかった!」





















話が終わったのかアリスとティアが戻って来た。(すごく笑顔だけどどうしたんだろう?)




「話は終わった?」




アリスは、




「うん!2年間レイ君に会えないのは寂しいけど、2年後!2年後の私達をしっかり見ててね。」




アリスとティアは何か決心したようだった。




「わかった。僕も2年間二人に会えないのは寂しいけど、2年後の成長した二人の姿を楽しみにしてるよ!」




そのあと僕たちはティア達がヴァルツ王国を出るまで仲良く過ごした。

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