お話の時間
僕は王様とカール様の二人とさっきの個室と繋がっている別室にはいった。
「さてレイ君さっき言った通り責任の話をしようか。私の娘のシスティアと一緒にお風呂に入ったと言うじゃないか」
これ報告に行った団長さんが教えたよね。
でもコレ言い訳聞かないかなーほんと
「えっと僕はですよ、すぐに目を伏せました。その後出ていくよ「なんだと!レイっ貴様は私の可愛い可愛いアイリスと風呂に入りたくないと言うのか!」」
王様、入ってよかったの入ってはいけなかったのかはっきりしてくれ。
するとカール様が
「で、結局のところ一緒に入ったのか?」
少し言葉が強くなったカール様に僕は、
「は、はい一緒に入りました」
「ずるい!ずるいぞ!レイっ私の可愛いアイリスといっし「ジイスうるさい少し黙っていてくれ」」
「はい」
ほんとだよこっちは大変なことになりそうだっていうのに。
「でレイ君責任はどうやってとる?君はまだ成人していなくだけど嫁入り前の女の子の体を見た。しかも王族のだ。貴族社会はめんどくさくてね、たったそれだけのことで嫁の貰い手がいなくなるんだよそれで君はどうやって責任をとる?」
僕は多分がだが正解が分かった。たぶん、結婚しろって言われるか、もしくは死ねと言われる。この二択だと思う。
「つまり、」
「レイ君、君にはシスティアと結婚してもらう。もちろんアイリス嬢ともだ」
やっぱりか
「カールっ」
王様がカール様の名前を叫ぶ
「ジイスあんなに嬉しそうな顔を見てそんなことを言うのか?
それでこそ君は嫌われるぞ。私だってシスティアのあんな顔初めて見た」
僕は結婚しろまでは予想していたが今の話の内容は全く意味が分からなかった。
「カール様あの、結婚しろというのはわかりました。今の話はどういう意味ですか?」
カール様は呆れた声で、
「嘘だろレイ君。システィアが手を繋いで欲しい理由は分かるか?」
それくらい本人が言っていたからわかる。
「怖かったからですよね?最初馬車から降りてもらった時に怖いからと言っていたので、」
「じゃあなんで一緒に風呂に入ったと思う?」
「一緒に入りたかったからじゃないですか?この歳の子はそういう子は多そうですし」
「じゃあ最後になんでずっと手を繋いでいたと思う?」
僕はここで気づいた、と思う。
「もしかして、まさか僕に好意を寄せているなんて、じゃないですよね?」
すると、カール様が
「違うよ」
うわっはっず僕すごいはっず
「好意を寄せているんじゃない好きなんだよあの顔はまさに恋する女の子の顔だった、ねぇジイス」
「認めたくはないだけどな!」
嘘だろ好意を超えて恋!?
「嘘ですよね!?まだ会って4日目ですよ!そんなのあるわけっ「はいはーい失礼するわね」」
僕があり得ないと否定していようとしているとドレスを着た綺麗な女性が二人入ってきた。一人は獣耳を生やしていた。
「君がレイ君ね。私はアイリスの母でそこの王様のジイスの第一王妃のリーシア・ハウデンよろしくね」
「初めましてレイ君。私はシスティアの母のスフィア・ハウデンです。よろしくお願いね」
アリス達の母親だった。
アリスの母であるリーシア様が
「なんで貴方はそんなに否定するの?理由を教えて」
理由それは、
「だってあり得ないでしょう!まだ会ってよっk「レイ君、リーシアはね理由を聞いているの、貴方が今言っているのは理由を言いたくないからそれの言い訳でしょ」」
「貴方が言いたくない理由の内容は知らない。だけどね貴方の周りにいるのは誰?大人よ。貴方はまだ子供、子供なんだから一人で抱え込んでしまったらダメよ。私達に教えてくれたら協力出来るかもしれないじゃない。だから私達を頼りなさい」
「わかりました。だけど僕の理由を話す前に僕がこの世界にいる理由を聞いてもらいます」
「この世界にいる理由?」
王様達みんなが不思議な顔をしているが僕は話をし始めた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます