魔法処女まどか❤️マジか
星成和貴
僕と契約して魔法処女になってよ!
「僕はジュウベェ。僕と契約して魔法処女になってよ!」
何か、マスコット的なのに言われたんだけど、待ってよ。魔法少女って何?
「魔法少女じゃなくて、魔法処女」
え?何?心読んでるの、こいつ?
「僕が見えるってことは君には素質があるってことなんだ。だから、言葉に出さなくてもこうして会話をすることはできるんだ」
うわ、マジで最悪。
「君のどんな男とセックスしたいって希望も叶えてあげる。その代わり、魔法処女になってほしいんだ」
いや、マジで意味分かんないんだけど?
「人間っていつもそうだよね。何にでも意味を欲しがる。そこにはただの選択しかないのに」
そもそも、魔法処女って何なのさ?
「それはね、魔法の力で常に処女でいられるだけ。他には何も特別なことはないよ」
……いや、そんなのになるわけないじゃん。
「そうかな。でも、世の中には処女厨とかいて、処女にしか興味ない人もいるんだよ」
だから、何だよ!
「はっきり言うと、君は異常なんだ。なんの変哲もない、普通の女の子にここまでの魔法の力があるはずないんだ。きっと、君の性欲は常人の数倍、数十倍もある。だから、君はきっと、素晴らしい魔法処女になれるはずなんだ」
だからって常に処女は嫌だよ。
「大丈夫。魔法の力を使わなければ非処女でもいられるから」
……なら、なってやっても……。
「なら、君の望みは誰だい?誰を対価に君は魔法処女になる?」
わたしは……。
それからのわたしは地獄の日々だった。あいつは、ジュウベェは本当の事なんか何一つ言ってなかった。
だって、魔法処女になったら体内にあるソウルジャムに男の身体から出るホワイトシードを毎日かけ続けないとわたしは死んでしまうんだから。
だから、わたしは毎日色んな男と寝た。時には魔法処女に変身して、清楚な処女を演じて。また別の日は淫乱なビッチを演じて……。
魔法処女まどか❤️マジか 星成和貴 @Hoshinari
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