吐息の星空

坂井 傑

詩 吐息の星空

君が仰いだ星空と

ぼくが見上げた夜空は

きっと 同じだった

ただ ぼくには

星が見えない

ぼくには 風が見えない

君のヴォイスは 透明過ぎて

遠く離れても きれいだから

また ぼくは小さな孤独を知る

吐息 吐息 誰かの背中

君を愛した季節の名残に

桜を 心に寄せてはくれないか

君が 見た星空

月の舟は ぼくの傷口

だけど 深いせつなさに

今を 問うだけ




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吐息の星空 坂井 傑 @sakai666suguru666

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