2022年

　約10ヶ月振りの更新となる。前回投稿しようとしていた編集途中の記事ではBarbourのオイルドジャケットをAmazonポイントで買っちゃうぞ的な、また愚かにも物欲に飢えた様子で相変わらずだった。今日もSALEのシャツのカラーを確認しに午前中に最寄りのA.P.Cへ足を運び、駐禁を切られそうになるすんでのところで60分パーキングへの移動が適い、そののち10分ほどで店を後にした。物欲に支配されたまま歳だけ取っているようだ。

　昼には雨が上がり、上の子と約束していた通り最寄りのウォーターパークへと足を運んだ。久しぶりに人前に裸体を晒した。若い層のビキニ達が皆顔も装いも同じに見えるのは私の歳のせいかも知れないが、就活中の女子大生がリクルートスーツにベージュのトレンチコートを合わせてコモディティ化している様子とも重なる。

　TikTok動画を撮ろうとしてか、10人ほどの女子大生風のグループが踊っている様子が今度はAKBに見えた。それを上の子へ言うとどスルーを決め込み、苺のかき氷を夢中で頬張っていた。

　夏休み前から平野啓一郎氏の著書にのめり込み、「本心」、「ある男」、「マチネの終わりに」を読んだ。というかaudibleで視聴し、どれも不思議な事後感に包まれて「マチネの終わりに」に限っては気に入った章だけでも活字で読もうと文庫本も購入し、Amazonプライムで映画も何度か繰り返し観た。生涯をある程度生き進めたからこそ擽られるものがある作品で、きっと二十代で得られるソレと四十代のソレとでは全く異なるはずだ。何処かでもう少し考察してみたい。

　他にも読み応えがあって事後感の良い書籍を探している。