2020年5月17日(日) 晴れ 村上春樹のダンス•ダンス•ダンスを読み終えた
GW前から読み始めていた村上春樹著のダンス・ダンス・ダンスをスローペースながら読み終えた。4月末に美容サロンでパーマの待ち時間のお供にと上下巻セットのKindle版を購入した。ここ最近は本は単行本を購入するようにしているのだが、Amazonで上巻が一時的な欠品をしていたということもあって、決済してその場でダウンロードして読み始めることが出来るKindle版を苦肉の策で購入した。
その場で読み始められるというのはやはり便利だし、ハイライトしたページをインデックス化出来るのは改めてこれも良さだと感じた。
何故単行本を買うようにしているかと言うと、上の子が物心ついた頃にかつて自分が熱中したストーリーに興味を持って読んでくれたとしたら、それについて会話が出来るのではないかと、将来のささやかな楽しみに向けたものであるが、まだ少し先の話だ。
振り返れば昨年のGWは同じく村上春樹著のノルウェイの森をこれもまたKindle版で上下巻セットで購入して読んでいた。
ノルウェイの森を始めて認識したのは、学生時のインターンの渡航先であったシンガポールのOrchard Roadの高島屋の紀伊国屋書店だったのだが、当時はそれを手にも取らずにノルウェーの森の中で繰り広げられるストーリーかと勝手に思い込んでいたのだが舞台は東京と京都で思い切り日本国内だった。
多少重たいシーンが有れど何気ないキャンパスライフの描写も多く、緑と過ごすシーンがポップな感じで気に入り、もっと早く手にしていれば良かったと思った。
その流れでデビュー作の風の歌を聴けを同じくKindle版で出張のお供として読み、長編の読了感欲しさに1973年のピンボール飛ばして羊をめぐる冒険をKindle版で、2人目の子の出産前後で一旦中断を挟みながらも秋頃に読み終え、やはり鼠シリーズを制覇しなくてはと、1973年のピンボールを単行本で購入し、時間を掛けてこの春先に読み終えた。
個人的にはダンス・ダンス・ダンスが一番読み進めやすかったかも知れない。読むための時間を確保するモチベーションが継続出来たことはそういうことなのだろうと思う。
アメとユキのくだりから、自分が上海出張時にKTVで仲良くなった嬢のことを思い出した。実際に名刺に雨や雪と記名がなされていて、他にも雲(クモ)や雷(カミナリ)という者が登場したらどうしようかと胸がざわめいた。
読み進めながら、ハワイにくらい行きたい時に行けなきゃなと思ったが、きっと僕の人生設計でそのような日は巡って来ないだろう。
ラストは何となく1Q84の終わり方と似ているなと思ったが人によって感じ方は違うのかも知れない。そう言えば僕が初めて手に取った村上春樹著作は文庫本となった1Q84で、6冊の構成を試すように1冊ずつ買い足しながら読んだのだが、3巻目辺りからは最後まで読むに違いないとまとめて購入した記憶がある。
ノルウェイの森を読み終えた後、AmazonのPrime Videoで映画版のノルウェイの森も見ておこうと何度か挑戦したのだが、キャストの演技がキモ過ぎてレンタルしては寝落ちするを繰り返し、緑を演じる水原希子にも辿り着けずに断念したことを思い出した。
また風の歌を聴くか…。
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