5月16日(土) 雨

 母の日に妻に何もしてやれなかったことを気にしつつ1週間を過ごしながら、エロい下着を買ってあげようという答えに辿り着いた。これなら僕もきっと楽しい。


 コロナ禍の煽りを受けてのリモートワークは依然継続中ではあるが、そろそろ出口が見えて来たようだ。我々も6月以降は順次オフィスへの出社を再開する見通しで、東阪の行き来もその翌月辺りを目途に解禁されそうな雰囲気だ。夏にもマスクをしているのかと想像するだけでウンザリするのだが、適当な理由をつけて自宅から稼働する日を増やしていくことは以前よりも容易くなるのではないだろうか。


 思えばコロナ禍を別にして1年前からリモートワークによる稼働を実現していた。それにより2人目の子の出産前の1カ月間妻が入院した際は、上の子と2人での暮らしを余儀なくされたのだが、幼稚園の送り迎えを含めた家事育児全般を熟しながら自宅で仕事を継続することが出来た。

 会社が諸々の進んだ制度で多様性を許容してくれるのは有り難いが、実際にそこへ乗っかって仕事や生活を成り立たせようとするには相当な覚悟や試行錯誤が必要だと思う。共働きなどで女性も一線で働いているケースだと、大体の場合彼女達は相当なハイスぺだったのだと改めて思う。ワンオペ育児やパタニティライフについての所感についてはこの機会で随所で触れられればと思う。


 当時と変わらず東京拠点のプロジェクトにおいて、僕自身も地方から方々に散ったメンバーで構成されるチームのマネジメントに勤しんでいる。東京で稼働するメンバーは実際2人しかいない。考えるとこれは中々難易度が高いことで、事実上現場という概念が無く、言ってしまえばあらゆることがオンライン上で成り立つことを意味している。個人個人が役割り相応に機能しないと成り立たないし、独り立ち出来ていない者がいるとそれらは容赦なく孤立を強いられることになる。

 家では仕事にならないと、せっかく認められた会社の体制や制度を活かせずに出社していたりするのをチラホラ目にするのだが、自分に合った環境以外では成果が上がらないことを認めてしまっているのではないか。

 こういった状況においてもこれらの制度を活用しながら成果を出し続けることが周囲に評価されればと思う。


 家事中のBGMとして定着しつつあるYouTubeでのキャプテン翼中学生編だが、翼率いる南葛中学は東邦学園との決勝戦で激闘を繰り広げている。

 以前全日本での日向くんはヒールなキャラに思えて仲間想いだとここで述べていたが、自身が決勝戦に出場出来ることを確信した後、もう一方の準決勝でふらの中を下して熱でうなされる翼の病室に駆け込み「起きろ!」と言い放ち、松山くんから「何てことするんだ、お前は!」とやり合っているのを見ていると、元々の印象はこっちだったと合点した。

「キテレツのブタゴリラは、ドラえもんのジャイアンみたいに悪いヤツではないだろう?」と言っていた叔父がキャプテン翼においては「日向くんちは貧乏なんだろう?」と言っていて、こちらもまた目の付け所とユーモアのセンスに癖があるのだが、昔の作品を眺めていると当時のことを振り返るキッカケにもなるので悪くはない。

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