4月7日(火) 晴れ

 Amazonで箱買いしていたアルコールが尽きたのだが、新たに箱買いすることを躊躇っている。仕事の合間に、余り人と接さずに行き来出来るコンビニへ散歩がてら子供を連れて出るということを日課にしておくべきか、その判断がまだし切れていない。

 実際のところ大人も持て余しているという要因もおおきいのだろうが、マンションの敷地内で知った顔のママ友達が子供を遊ばせている場に遭遇すると子供もそれを羨ましく思う。僕なりの子供との時間の取り方をどのように持つかであるが、車で出た場所のコンビニまで行きながらお話をするなどはどうだろうと思いもするものの、自宅マンションから少し離れると近所の知った顔を目にすることは無くなるが、全国行ったり来たりのトラック運転手達と遭遇するわけで、それはこの自粛モードな状況で良いのだろうかと考えるが良いわけはない。

 子供の息抜きをどうするかと、酒のことを考えているのかよく分からなくなっていると遂に緊急事態宣言がなされた。


 緊急事態宣言については、新学期のスタートに難儀を示していた僕に取っては朗報である。この上ないトップダウンなアナウンスによって、新学期がスタートしても登校させないという各家庭の判断を社会は許容せざるを得ないと思う。実際のところ、新学期のスタートが予定通りされようがされまいが、このような判断で1カ月は様子をみようと折り合いをつけようとした矢先のことだった。

 今週予定されていた入学式は簡易的な保護者説明会に急遽変更された。

 出社を継続している企業の従業員も、各自の判断がしやすくなったように思うし、くれぐれも思考停止した状態で意思に反して出社して感染するようなことの無いように、自分の身は自分で守るよう努めていければと思う。強制力や細かな基準までを国に求めて不満を募らせている場合ではない。

 通常通りの稼働を続ける医療従事者や小売り業者の方々の間で感染が拡大しないことを切に願う。


 出社しなくて良くなったということと、普段通り仕事が捗るかというとそれは別の問題のようだ。家の外で場所を探すにしてもカフェではノイズから通話の品質は落ちてしまうし、図書館では通話そのものを禁じられているケースが多い。用途に応じて場所を転々としていては集中して仕事など出来やしない。

 人によっては家にいるならと日中も何らかの家事を課せられたり、その精度をネチネチと指摘されて夫婦喧嘩に発展するなどと理由をつけ、出社をするものもいる。子供が邪魔しに来るので仕事にならないという人も少なくなく、自宅での仕事に勤しむスペースの確保に難儀している模様。

 Twitterか何かのSNSで、在宅ワークと休日は違うのだということを奥さんに理解してもらうのに2年くらいかかりそうだという嘆きを目にして僕もやるせなくなった。

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