ながい夜

雨宮 馨

第1話

浅い眠りがとぎれ

目の前には深い夜の闇


そとの雨と車の音

部屋に流れる静かなピアノ


横で丸くなり眠る猫のかたち

グラスに注いだオレンジジュース


夜は優しく、しかしきっぱりと

わたしを突き離す

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ながい夜 雨宮 馨 @amemiya-k

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る