第七話 風邪

 琴に衣装をつくってくれないかと頼むが、きっぱりと断られた琢磨。

 次なる手は何かないのかと部活を終え、撫子と琢磨は二人帰路に着くのだった。

 それから次の日。学校に行くと琴はいなかったのだった。あれ、と思うと、担任が、


「琴は風邪で休むという事だ」


 と告げた。風邪なら仕方ないと琢磨と撫子。ゆっくりとでもいいから治してから会いたいと思うのだった。

・・・

 六畳くらいの部屋にベットと作業机と糸と針。ベットの上でふとんに包まり、


「学校に行きたくない」


 そう琴は告げたのだった。 

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