記憶の中のプラネテス【適合者シリーズ2】
東江とーゆ
崎原郷土史資料館 刊行物
木津川流域の古墳群で、最も上流にあるのが崎原市の維良塚古墳群だ。
この古墳群は6世紀末から8世紀頃のもので、 3つの古墳のうち最大のものが維良塚と呼ばれていたため代表して古墳群に名づけられた。
『常設展示図録』より抜粋
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子どもの頃、ばあさまから聞いた話だ。
川には河童がいて、尻の穴から人のはらわたを食らう。 朝早くに川辺へ行くと河童が出てくる。
なので、じいさまは褌の中に、小石を入れて尻の穴を塞いでいた。 河童は『じじいの尻は固いわい』といって去っていったという。
またある日の朝早く、川辺の草刈りに行ったじいさまは、それっきり帰ってこなかった。
集落のものは、じいさまが石を仕込み損ねたのだろうと噂した。
『崎原民俗誌』より抜粋
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