『<当該ポストに求められる能力>については前任者に劣るのに、<他人を陥れ蹴落とす能力>が高かったからそこに収まれちゃった』なんてことを認めてて、それで本当に会社や組織が上手くいくの?

『他人を陥れ蹴落とすのは、<社会を構成するリソースを毀損する行為>』


だってそうだよね? そのポストに就けてるってことは、その人にはそれなりの能力があったってことで、なのにそれを陥れ蹴落とすことでせっかくの<能力のある人材>が失われる可能性がある。


しかも、まっとうに競い合った結果なら、当該ポストに求められてる能力が高い方がそこに収まるってことになるけど、


『他人を陥れ蹴落とす』


って形だと、


<当該ポストに求められる能力>


よりも、


<他人を陥れ蹴落とす能力>


が求められることになっちゃうじゃん。いいの? それで。


『<当該ポストに求められる能力>については前任者に劣るのに、<他人を陥れ。蹴落とす能力>が高かったからそこに収まれちゃった』


なんてことを認めてて、それで本当に会社や組織が上手くいくの?


私にはとてもそうは思えないんだけど?


ポストを巡って権力闘争に明け暮れて、そんなことをしてる間に会社や組織がグダったみたいな話もよく聞くじゃん。それとか、


『ある創作者さんが、頭角を現してきた他の創作者さんに嫉妬して、自分の作品の質をさらに高めるんじゃなくて、『頭角を現してきた創作者さんを貶して潰すこと』に腐心して、結果、自身の作品の質が落ちた』


なんて、目も当てられないじゃん。


私は、他の創作者さんの作品を貶すことに時間を費やして自分の作品の質を落とすとか、したくないよ。


そういうことしてないのに質が落ちたなら、それは完全に自分の所為だから諦めもつくしさ。


また、『他人を陥れ蹴落とす』ってのとはちょっと違うかもだけど、


『上役におべんちゃら使って取り入って気に入られて出世する』


みたいな話でも、


『それで出生した上司の所為で仕事が上手くいかない! 現場が回らない!』


とか言ってるのがたくさんいるじゃん。


まあ、これについてはそもそも、


『上役におべんちゃら使って取り入って気に入られてそれで出世した』


ってのが本当に事実なのか? ただの<やっかみ>じゃないのか? っていう問題もあるけど、とにかく、


『当該ポストに本来求められる能力じゃない能力でそこに収まる』


ってこと自体が、会社や組織の価値そのものを毀損することになるんじゃないの?


もしそうなら、それがどれほど、


<社会そのものにとっての損失>


になってるか。


このことに気付いて、徹底的に改めようとしたのが、<惑星トゥルー・ハーレム>なんだ。


で、そこで役立ったのが、先の話に出てきた<ロボ娘>なんだよ。この舞台は先のあれよりずっと前の時代なんだけど、彼女のご先祖様ということになる<ロボ娘>は社会に完全に普及しててさ、人間社会を支えてたんだよね。


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