あと、

『親の所為にするな！』

って話で、根本的におかしい点がある。

それは、

『じゃあ、あなたが他人に対してそんなに攻撃的なのは、他人を平気で罵倒できる、傷付けられる、追い詰められる人間なのは、なぜ？』

っていう点。

だってそうでしょ？　子供がどんな人間になるのか親は関係ない影響は与えないって言うんだったら、『親の所為にするな！』と口にしながら他人を罵倒して傷付けて追い詰められる人は、どうしてそんなのになっちゃったの？

自分で望んでそうなったの？

他人に対して攻撃的で、平気で罵倒して、蔑称を使って、蔑んで、傷付けて、追い詰めようとできるようなのに、自分で選んでそうなったの？

叩きやすい相手を見付けては自分の憂さ晴らしに利用するような卑怯者に、自分で進んでなったの？

それこそ最低じゃん。

自分がそんな人間になってしまったことに、自分の親は本当に何の影響も与えなかったって、本気でそう思うの？

自分が好きじゃない芸能人や著名人に、自分の好みじゃない作品を作る創作者に、ひたすら罵詈雑言をぶつけて憂さ晴らしするような、礼儀礼節というものを欠片もわきまえてないようなのに自分で望んでなるとか、どんだけ歪んでんの？

私は、自分の子供達を見てて、本人が望んでそんなのになろうとするとか、まったく想像もできないよ。

だって、他人に罵詈雑言ぶつけて晴らさなきゃならないような＜憂さ＞がないんだからさ。学校とかで嫌なことがあっても、家に帰ってきたら私とダンナが受け止めて解消するから、他人に自分のストレスを転嫁する必要がないんだよ。

それでどうやって他人を使って憂さ晴らしする必要が出てくんの？

自分の親がそうしてくれなかったから、自分のストレスを受け止めて解消するようにしてくれなかったから、他人に八つ当たりする必要が出てきちゃったんじゃないの？　

それは＜親の所為＞じゃないの？　それが＜親の所為＞じゃないなら、いったい、なんなの？　他人に八つ当たりしなくても済むようなストレス解消法を見付けられなかった自分の所為なの？

じゃあ、芸能人とかを叩いてる場合じゃないじゃん。自分こそが非難されるべき対象じゃん。自分こそが叩かれなきゃいけない存在じゃん。

＜自分とは無関係な赤の他人を憂さ晴らしに利用して叩くような最低な卑怯者＞

としてさ。

私はね、それに気付いたから、気付かせてもらえたから、自分の好き嫌いとか趣味に合わないとか感性が合わないとか主義主張に合わないとかそんな理由で他人を攻撃しようとするのはやめるように心掛けてるんだよ。

＜自分とは無関係な赤の他人を憂さ晴らしに利用して叩くような最低な卑怯者＞に自分がなってしまいそうだってことに気付けたからさ。

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