第92話 紋章術とはそれ即ち魔術なり


 風早かざはやに起こった変化は、遠く離れた蘆屋あしやの眼からも見えていた。

 そして、彼の慧眼けいがんは風早に起こった現象を正確に捉えていた。


「まさか覚醒するとは思わんかったなぁ。ホンマ、……主人公みたいなやつやで」


 先とは一変した風早の姿を見て、蘆屋はまるで成長を見守る大人のような眼差しで笑みを浮かべる。


 緑のソフトモヒカンだった髪には銀色のメッシュが入り、茶色だった眼は神性を表す金色に。

 身体の各部を覆う銀色の鎧は黄金へと変化させた彼の力は先とは比較にもならない。


(覚醒前の偉人格は偉人の力を振るえるだけ。せやけど、覚醒した偉人格はその身に宿る力さえも十全に振るえるようになる)


 ルキフグスがかの悪魔の心臓を獲得したように、風早は冥府を流れるステュクス川に浸かることで得たアキレウスの不死身の肉体を完全な形で獲得した。

 

 その身に宿る加護は最早もはや千分の一にまでダメージを減衰するなどといったチャチなものではない。

 神性を持たぬあらゆる攻撃の無効化。

 かかと以外の全てにその加護が行き渡った文字通り無敵の肉体を得たのだ。


(新たに獲得したのは神性を持たへん攻撃を無効化する加護だけやない)


 得たものはそれだけでない。

 アキレウスの肉体を獲得したということは、これまで不完全ながら扱っていた肉体的な強さを十全に扱えるようになった。

 つまり……


(神代を生き抜いたギリシャ最強格の偉人、アキレウスが培った経験や知識、戦闘の勘こそ、覚醒によって得た最たるものっちゅうことや)

 

 風早は八神やがみとの修行や七夜覇闘祭しちやはとうさいトーナメントにおいて格上の強者達と戦う中で、アキレウスの速度をものにしていった。

 けれど、その時点では完全に制御できていたわけではなかった。


(覚醒前の風早は精々本来の六〇パーセントの速度ってとこや。決勝戦で見せた観測不能の速度域でも九〇パーセント。それ以上はあいつ自身まだ扱いきれんから無意識下でセーブしとった)


 高速移動を行うためには、その速度域で空間を把握する為の動体視力も必要不可欠だ。

 でなければ、あっという間に障害物に激突してしまい、まともに動くこともままならない。


(せやけど、覚醒した今はアキレウスの動体視力と経験がある。つまり、一〇〇パーセントの速度域で自由自在に動けるっていうことや)


 六〇パーセントの出力でさえ、音を容易く置き去りにした。

 九〇パーセントの出力でさえ、観測という概念を置き去りにした。

 なら、一〇〇パーセントは一体どれほどの速度だというのか。

 数多の規格外の強者と交戦してきた経験のある彼だからこそ、その速度域を想定することができた。


 故に、蘆屋は警戒していた。

 一切の油断はない。

 相手は自身が警戒するに値する強者であるとこの時、初めて認めたのだ。


 その上でだ。

 風早颯かざはやはやては蘆屋の想定を凌駕し、神速の槍撃を彼の胸部に叩き込んだ。


「——ッッ!?」

(見えんかったやと!? いや、それよりも——)


 神速の刺突は正確には彼の肉体ではなく、彼が首から提げていた勾玉まがたまのネックレスに突き立っていた。


「これがお前の結界の起点、霊装れいそうっていう奴なんでしょ? これに攻撃が当たりそうになる時ばっか手で防いでたもんな」


 風早はずっと見ていた。

 ルークに首筋を切りつけられて一億ボルトもの電流を流された時も。

 その後、雷撃の槍を背に突き立てられた時も一切の防御行動は取らなかった。


 だけど、

 朝陽が攻撃した時。

 そして、先程彼自身が極点に輝く星の穂槍セイリオス・ロンケーイを放った時。

 蘆屋はまるで胸部の勾玉を守るかのように右手でそれらの攻撃を防いでいた。


 つまり、それこそが彼を無敵足らしめているものの正体。

 彼が霊装と呼称する、概念結界とやらを発動している起点となっているもの。

 

 それさえ破壊できてしまえば、彼の結界を解除することができる。


「よう見とるわ」


 蘆屋の胸部にて存在を示していた勾玉は淡くも砕け散った。


 無敵の牙城がじょうは崩された。

 ここからが反撃の時だ。


「歯を食いしばれ!! この大バカ野郎!!」


 背後へと槍を放り捨てた風早は右拳を握り込み、全力の拳を蘆屋親友の頬へと振り抜いた。


 肉を打つ派手な音を響かせて、蘆屋は遙か後方へと吹き飛んでいく。

 それに伴い、ドス黒い呪詛じゅそが形を成した十字架にはりつけにされた雨戸あまどの周囲を取り囲んでいた結界が解除される。


(紋章が覚醒したからか、以前よりも魔力の流れがよく見える)


 先までは見えなかった結界も、今の風早はその目で捉えることができていた。


「今、助けるよ梨花りかちゃん」

「颯くん……!!」


 風早は後方へ放り捨てた槍を呼び戻し、手元に収める。

 紋章術で呼び出した武具ならば、使用者は念じただけで手元に引き寄せることができるのだ。


 そして、疲弊した身体を押して囚われた幼馴染を救うべく、大地を蹴り抜く。

 

「そりゃ気をき過ぎっちゅうもんや。儂はまだまだピンピンしとるぞ」


 駆ける為に地を踏みしめていた足は、突如眼前に現れた蘆屋によって踏み留められていた。


 蘆屋の殴られた頬はほんの少し赤くなっている。

 けれど、それだけだ。

 覚醒した紋章者による全力の殴打であるにも関わらず、その様子からは僅かなダメージすら窺えない。


「儂はこう見えて武闘派なんよ」


 蘆屋は風早の足を踏み留めたまま、鳩尾に拳を打ち込み、痛みに下がった後頭部に拳を打ち下ろした。


 ズガンッッ!! と凄まじい衝撃波と共に風早の身体は地面に叩きつけられ、クレーターを形作る。


「な……んで……!?」

「無敵の肉体にダメージが通ったことがそんなにも不思議か? まぁそらそうやわな。蘆屋道満は神性を持たん存在や。そんな存在からの攻撃なんか一切効かんのが今のお前やもんな」


 蘆屋道満はアキレウスとは違い、ただの人間だ。

 半神半人だの、神がこしらえた武具を持つと言った伝承もない。

 本来ならば、そんな存在の攻撃が今の風早に通用するはずがないのだ。


「お前には言ってなかったかな? 儂はこの日の為に呪術を極めて世界に穴を穿ち、星の記憶アカシックレコードへ到達した。そこで、神代の存在を支配下においたんや」


 星の記憶アカシックレコード

 ルキフグスが武具を再現する為に接続していた、この星の全ての情報が刻まれた場所。

 星の裏側とも称されるその場所は普通の方法では辿り着けない。

 なぜなら、その場所はこことは異なる位相に存在するからだ。

 人々が住む地球という一枚の絵表層世界

 その裏側にある一点の輝きこそが星の記憶アカシックレコード


 何処かの秘境から繋がっているだなんて都合の良い話などない。

 そもそもが道などないのだから、普通ならば辿り着くことなど不可能なのだ。

 そこは本来、現世から存在がかき消えて漸く至れる領域。

 即ち、死後の世界に等しい場所なのだから。


 だが、そんな前人未到の偉業を彼は達成した。

 呪術を極めて、世界の法則を理解し、遂には地球という表層世界に穴を穿つことで星の記憶アカシックレコードへと到達してみせたのだ。


 そして、そこにいた神代の世界を生きた数多の生物を支配下に置いた。

 だけではない。


「当然、その程度で終わるわけがない。幸いにも、儂には恵まれた力があった」


 そう言って、蘆屋は右手の甲に刻まれた飢えた獣を連想させる九画の紋章を見せる。


「概念格大罪種:暴食の紋章。あらゆるものを喰らい、己が力とするこの力で星の記憶アカシックレコードで暇を持て余してた神代の神獣や神々、妖精、星霊せいれい、妖怪どもを片っ端から喰らい尽くした」


 “唯一神ゆいいつしんに邪魔されて全部喰えたわけやないけどな”、そう呟く蘆屋の言葉に風早は理解が追いつかなかった。


 星の記憶アカシックレコード

 そんなオカルトじみた存在が実在するのか?


 神代の怪物を喰らった?

 星霊も、妖怪も、神々すらも?


 もし、もしもだ。

 それが事実だとするなら……


 この男は一体どれだけの強さを秘めているというのだ。


(いや、待て。おかしい)


 そこで、風早は疑問に思うことがあった。

 未だに彼の言葉には理解が追いつかない。

 けれど、彼の言葉が本当だとするならば、矛盾が生じるのだ。


「あり、得ない! ハァ……お前は……たしかに幾つもの呪術を……、使ってみせていた。それは、暴食なんていう紋章じゃできないはずだろう!?」


 痛む身体に鞭を打ち、身体を起こしながら風早は問い掛ける。

 蘆屋は概念結界や烈風といった呪術を行使していた。

 しかし、本当に暴食の紋章者なのだとしたら、そんな芸当が可能とは思えない。


「神々や妖怪を喰らったんや、呪術の一つや二つ——」

「呪術を極めて星の記憶アカシックレコードとかいう所に至ったんだろ?」


 星の記憶アカシックレコードに至ってから神々や妖怪を喰らって呪術を身につけたというのなら、そもそも星の記憶アカシックレコードには至れないはずだ。

 なぜなら、彼は呪術を極めて星の記憶に至ったと言っていた。

 星の記憶に到達してから呪術を獲得した可能性など万に一つもあるはずがないのだ。


「あーらら、ちょっと騙眩だまくらかしたろうと思ったのにすぐバレてしもたわ。……まぁ、隠すつもりもあらへんかったし、教えたろか」


 そういうと、蘆屋はおもむろにパチンっと指を鳴らす。

 すると、風早にとてつもない重力がかかり、地べたに這いつくばらされる。

 蘆屋は四つん這いの体勢で睨みつけてくる風早と視線を合わせるようにしゃがみ込むと、話を始める。


「紋章術っちゅうもんは昔っから存在したんや。魔術や呪術っていう名前でな」


 その言葉に、不思議と違和感は抱かなかった。

 八神が術式と呼ばれるものを扱っていたのもある。

 けれど、なにより常々疑問に思っていたのだ。

 何故、偉人格の紋章者は超常的な力を振るえるのだろう、と。

 

 神話や伝承上の存在だから。

 後世で脚色されたから。

 そう言った理由だと思っていた。


 だけど、それは違った。


「心当たりでもあったか? そらそうやろうな。八神の姉ちゃんも紋章術じゃ説明できん力を普通に使っとったしなぁ」


 風早のハッとした表情から思い至る点があったのだと悟った蘆屋はそう告げる。

 蘆屋は知る由もないが、風早は精神世界で修行を始める前、ルシファーと戦う八神たちの姿を記憶に刻まれていた。

 そこでは、到底紋章術という言葉では説明できない現象が飛び交っていたのだ。


「紋章術なんてな、何処ぞの救世主が全人類の魔術的素養を引き出したから紋章が浮かび上がって、誰もが異能を振るえるようになっただけなんやわ。異能自体は平安よりも更に昔、神代の時代から普通に使われとったわ」


 異能は太古の昔から存在していた。

 だからこそ、偉人格の紋章者は剣術や槍術といった技術だけでなく、一部の者は異能の力さえも扱えるのだ。

 現代人とは異なり、魔術や呪術といった異能の力を扱うすべを知っているから。


「なら、何でその技術は断絶してしもうたのか……」


 解説している内に気分が良くなってきたのか、蘆屋は勿体もったいつけるように言葉を区切る。

 そして、その次に出た言葉に風早は言葉を失う。


「それは、この世界が既に三度、文明を喪失してるからや」

「文明を……喪失……?」


 驚愕すべき事柄ではあるが、不思議なことではない。

 マヤ文明やエジプト文明など、過去に栄華えいがを極めた文明だろうと、現代ではその殆どが滅亡しているのだから。

 けれど、蘆屋の言う文明の喪失とはその程度の規模の話ではなかった。


「一度目は恐竜の絶滅。ある日、アバドンっていう魔獣が宇宙の彼方より飛来した衝撃波で大半が滅亡。生き残ったもんも、その後訪れた氷河期やアバドンから溢れ出した厄災によって滅亡した。これが恐竜滅亡の真実っちゅうやつやな」


 恐竜が絶滅した要因は隕石によるものだというのは、誰もが知る通説だ。

 だが、その真実は隕石などではなく、アバドンという魔獣が飛来したから?

 隕石ではなく、宇宙生物の侵略だとでも言うのだろうか?

 

 到底理解が及ばない話ではあるが、そんなことは知ったことではないと、蘆屋は話を続ける。


「二度目は神々の絶滅。神代の時代、アンリマユっていう魔獣が原因で神々の黄昏ラグナロクやら巨神大戦ティタノマキアって呼ばれる大戦が世界各地で引き起こされて、全世界の神々が滅亡した」

 

 北欧神話における終末戦争、神々の黄昏ラグナロク

 ギリシャ神話における大戦争、巨神大戦ティタノマキア


 前者は神話体系の滅亡の引き金として名高い神々の大戦だ。

 後者にしても、この戦いが神々の勢いを弱め、人間の時代へ移ろう契機となったのは確かだ。

 それらが、過去に実在して、一体の魔獣とやらに引き起こされた?


 こちらも理解ができない。

 神話が作られたものではなく、史実であることも驚愕ではあるが、何より驚愕すべきはその裏に潜む魔獣の存在。

 神々すらも滅亡へ導く魔獣とはいったいなんなのだろうか。

 

(恐竜といい、神々といい、まるで繁栄した世界をリセットする為に消されたみたいだ)


 大自然に満ちた太古の世界を支配した恐竜。

 神秘に満ちた神代の世界を支配した神々。


 いずれも違う形で繁栄した世界だ。

 そして、いずれもその後には以前とは異なる種が、以前とは異なる世界を築いている。

 

(まるで、支配者を交代させる為の終末装置みたいじゃないか……!!)


 風早は一つの答えに行き着く。

 そのことに蘆屋は笑みを浮かべ、続きを物語る。


「そして、三度目が神秘の滅亡。アエーシュマと名乗る、たった一体の魔獣によって神代の残滓たる魔術や呪術を扱う文明が根絶された」


 こちらは歴史に語られることのない真実。

 しかし、世界の歴史を紐解けば分かるが、四世紀頃から神秘に纏わる伝承は薄れてゆき、神秘殺しとして名を馳せた源頼光みなもとのよりみつらが活躍した十一世紀を境にその殆どが途絶えた。

 これはひとえにアエーシュマという魔獣によって魔術や呪術を知る者が一人、また一人と人知れず殺され、書物などの記録も全て焼かれてしまったが為だ。

 幸い、その魔獣は過去の蘆屋道満によって退けられたが為に、世界から神秘が完全に途絶えることこそなかったが、その多くは失われてしまった。


 稀代の陰陽師を自称する者が、退けることしかできなかった黒歴史などわざわざ話すわけもなく、三度目の滅亡だけは簡素な説明で終わりを告げる。


「とまぁ、こんな具合に文明が滅亡したからこそ、異能の技術はその殆どが失われてしもうたゆうわけや。つっても秘匿されてるだけで一部の人間は術式の存在を知ってるけどな……っと脱線しすぎたか」


 “えっと、昔から紋章術は魔術って言う名で普通に使われとったって話やったっけか”と、蘆屋は話を戻す。

 

「概念格だの、偉人格だの分かれてるのもただの素養の問題。儂やルシファー、ソロモンのような歴史に名だたる天才を除けば、基本一系統の魔術しか使われへん。それが紋章という形で表出しとるんや」


 分かりやすいところで言えば偉人格や動物格だ。

 あれらは降霊術の一種であり、自身と魂の縁がある存在から力を降ろすことで、その力を振るうというものだ。

 

 同時に、この事実はアキレウスやカルナといった神話上の存在は過去に実在していたことを示す。

 降霊術の一種だと言うのなら、それは過去に存在した存在でなければならないからだ。

 故に、彼らは伝承にいたとされる概念化された存在ではなく、過去に実在した、けれども神秘の色濃い神代の幻想に生きた偉人なのだ。


「つまり、お前は昔っから呪術が使えて、暴食の紋章なんてものは後付けされた素養でしかないっていうのか?」

「なんなら暴食の呪術も昔から使えたで。言うたやろ? 紋章はあくまで当人の魔術的素養を強制的に引き出しただけやって。元々使えてた儂らにとっては紋章が浮かび上がったこと以外になんら変わりはないんよ」


 “救世主とやらは強者を強くするって言うよりは、人類全体の質を底上げしたかったんやろかね”と呟いた後、声すら挙げられない程に重力を強める。


「さて、長々とした無駄話もここまでにしとこか。計画を邪魔されるわけにもいかんから、とりあえず動けん程度に骨砕いてまおうか」


 そう言って蘆屋は重力場をどんどん強力にしていき、立ち上がれないようにと全身の骨を砕いていく。


「——ッッあ……ガッァァァアアアアア!!」

「颯くん!!」


 強まった重力によって風早の全身がミシミシと異音を奏で始める。


「もうやめて!! 私ならどうなっても良いから、はやてくんをこれ以上傷つけないで!!」

「元々危害を加えるつもりで捕えてるんやからその交換条件は成立せぇへんで。大人しくしとき」


 そう言うと、蘆屋は雨戸に一瞥いちべつをくれる。

 たったそれだけの動作で何かしらの術が発動したのか、涙を流して叫んでいた雨戸は糸の切れた人形のように力を失う。


「梨花、ちゃんに……なにを、した……!!」

 

 ベキベキと全身から響く異音が気持ち悪い。

 嫌な汗が全身を濡らす。

 烈風で切り裂かれた傷口が開き、血溜まりを作る。

 だが、そんなことはどうだっていい。

 大事な幼馴染が傷つけられて黙っていられるわけがないのだ。


 凄まじい重力場によってドンドン深みを増してゆくクレーターの中心で、風早はその重みに抗う。


 相変わらず骨はギシギシとなってうるさい。

 ブチブチと筋繊維が切れる異音まで加わってきた。

 

 だが、関係ない。

 ここで立ち上がる男だからこそ、アキレウスは彼を認め、その存在の全てを託したのだから。


「これ以上無理すんな。ゆっくり休んどけ」


 だが、現実は非情だ。

 ヒーローが覚醒する見せ場など、悪役は与えてくれない。


 重力場に抗って立ち上がらんとする風早の後頭部に凄まじい威力の踵落としが炸裂する。



   ◇



 雨戸梨花を起点とした呪術が発動するまで——


 ——残り二十分。


 

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