第606話「遊戯区画」※

 斯くして地上前衛拠点シード04-スサノオの遊戯区画は完成した。

 建造のため特別任務が発令されてから試験段階の小規模区画が商業区画の一角を間借りする形で完成するまではたったの一日、その直後に決定された本格的な都市拡張を伴う区画整備が完了したのはおよそ一週間ほど経った頃のことだった。

 結論として言うならば、管理者サカオですら驚くほど調査開拓員プレイヤーたちは娯楽を求めていた。

 ゲームの中でゲームをする、というのも奇妙な話ではあるが、彼らはすでに惑星イザナミを第二の生活の場として捉えているのだろう。


「はええ、これが遊戯区画ですか……」


 そうして、久しぶりに全員が集まった俺たち〈白鹿庵〉もまた、期待に胸を膨らませて〈サカオ〉を訪れていた。

 都市防壁に手を付けて、都市の総面積を拡張する規模で整備された遊戯区画は、他の区画と比べれば多少小さくみえるものの、それでもかなり広大な面積を誇る。

 煌びやかなネオンの光で飾られた歓楽街には意匠を凝らしたユニークな建物が肩を並べ、店先では華やかな衣装を身に纏ったNPCたちが陽気な声で道行く人々を誘っている。


「うーん、結構うるさい町になったね……」

「元から活気はありましたが、それとはまた方向性が少し違うといいますか」


 ラクトとトーカにとっては、少々騒がしすぎるようだが、それでも町の享楽的な雰囲気にあてられて楽しそうに笑みを浮かべている。


「いいですねぇ。いいですねぇ! ワクワクしてきましたよ!」

「一日と言わず、一週間くらい泊まりたいね!」

「レティとシフォンはこういうの好きなんだな」


 二人とは対称的に、レティとシフォンの少女二人はキラキラと目を輝かせている。

 右にクレーンゲームの並ぶ店があれば行って歓声を上げ、左に風船を配る道化師がいれば行ってニコニコと笑う。

 その様子は年相応――というよりも、普段より少し幼いようにも見えた。


「リアルだとこういう繁華街的な所にはなかなか行けないので。窮屈なドレスを着るパーティよりも、こういうゴチャっとした無秩序な騒がしい場所の方が素敵だと思います!」

「昔はおじ――こほん、親戚の人に連れてって貰って町のゲームセンターとか行ってたんだ。それを思い出しちゃった」


 そんなことを言いながらも、二人の視線は3秒以上止まる様子を見せない。


「エイミーはこういうのどうなんだ?」

「まあ、懐かしくは思うわね。昔はほら、プリ館とかカラオケとか行ってたし」

「ああ、徹夜でカラオケとかやってたなぁ」


 若者たちから一歩引いたところで、保護者のような顔で歩くエイミーは、俺と感覚的に合う部分が多い。

 彼女の顔に滲む哀愁は、今は縁遠くなってしまった若くエネルギッシュな日々への懐古の念だろう。

 今、徹夜でカラオケなどしようものなら、一週間は深刻なデバフが体を襲う。


「レッジさん、レッジさん、格ゲーがありますよ。やりましょう格ゲー!」

「おお、懐かしいのがあるな。いいぞ、手ほどきしてやろう」


 完成間もないこともあり、町は賑わいの最高潮に達している。

 俺もそんな熱気に影響されて、レティに手を引かれながらアーケード筐体の並ぶエリアへとやってきた。


「レッジ、そういうの得意なの?」

「めちゃめちゃ強いよ。ほんと、何度泣かされ――」

「なんでシフォンちゃんが……?」

「ぉわぃえっ!? や、そ、その、レッジさんの事だから絶対強いだろうなって! そう、思った、だけで! けっして実体験的なアレではなく!」


 FPOを支援するスポンサーの中には、こういったアーケードゲームを製作する会社も含まれている。

 このエリアはいわゆるレトロゲーに分類されるような、昔懐かしい作品が集められているようで、客層も俺と同じくらいの年齢が多そうだ。


「ふふん、見ててくださいよ。3秒で倒します」

「やってみな。ちなみに操作は分かるか?」

「ノリと気合いと勘でどうにかしましょう」


 つまり、レティは全くの初心者らしい。

 あまり新参狩りのようなことはやりたくないが、背後では仲間も応援してくれているし、そう易々と負けるわけにはいかないだろう。


「まあ、これかな」


 選んだのは、持ちキャラの1人だ。

 多少攻撃力に寄ったステータスだが、平均的で扱いやすい、オーソドックスな性能をしている。

 対して、レティが選んだのは筋骨隆々の大男。

 俺のキャラと比べると倍ほどの背丈、4倍以上の体積がありそうな巨漢だ。


「ふふん、随分なよっちいキャラですねぇ。やっぱり時代は攻撃力ですよ」

「時代って、このゲーム出たの何年前だと思ってるんだ……」


 背もたれのない簡素な丸椅子に腰掛け、レバーに指を掛ける。

 まさかFPOの中でこれをプレイすることになるとは思わなかったが、感覚的にはそう変わらない。

 これがいわゆるVR適応者であるが故ならば、筐体を挟んで向こう側に座るレティも同じであるはずだ。

 カウントが始まり、数字が刻まれる。


「うりゃあああああっ!」


 巨漢が猪突猛進に突っ込んでくる。

 放たれる技は連携やタイミングを考慮しない乱暴な入力。

 冷静に防御を決めて、それを弾く。


「ぬあああああああっ!」


 キャラを通してレティの思考が読める。

 といっても、あらゆる小細工をかなぐり捨てた、ある意味ではそのキャラらしい大ぶりな強攻撃の連発だ。

 一度でも当たればかなり痛いが、回避するのは容易だった。


「ほぎゃっ!?」


 振り下ろされた腕を掻い潜り、筋肉達磨の懐に入る。

 突きを繰り出し、体勢を崩したところで下技を掛けて転倒させる。

 巨漢がゴム鞠のように跳ねている隙にボタンとレバーをカチャカチャと動かし、立て続けにコンボ技を決めていく。

 フレームを見るまでもなく、簡単な試合だ。


「ぐ、ぬぉ……ぬぬぬ……」


 アーケードゲームであればスキルの有無は関係ない。

 筐体の横から顔を出したレティが悔しげに睨んでくるが、流石に負けられない。


「ま、まだ勝負は終わってませんよ!」

「はいはい」


 とはいえ、三本勝負だ。

 短いカウントの後に第二ラウンドが始まり、レティも多少は警戒したのか画面端に下がって投げ技を繰り出してくる。


「それは吹っ飛ばした相手への追撃用だな」


 背景のスクラップ置き場から大きな廃車を引き抜いて、高く掲げる大男。

 その足下に滑り込み、足を払うと面白いように転倒する。


「ぬあっ!? 卑怯な!」

「これも勝利のためだ」


 再び連撃で相手の体力を削るが、あちらも学習しないわけではない。

 蹲り体を丸め、防御姿勢を取る。

 それを崩すため強攻撃を入れようとした直後、防御を解いて両腕で掴みかかってきた。


「おっ、上手いじゃないか」

「ぬはははっ! レッジさんに戦闘で負けるわけにゅあっ!?」


 素早くレバーを左右に動かし、四つのボタンを特定の順番、タイミングで入力する。

 レティの巨漢が大きく揺れて、そのまま背負い投げの形で吹き飛ばされた。


「今のは卑怯では!?」

「ちゃんとした技だよ。……16連フレーム技だけど」


 1/60秒に1度の正確な入力を16回続ければ、その巨漢の強力な抱きつきからも抜けだし、あまつさえ投げ飛ばすこともできる。

 随分昔、姪と遊んだときにこれをやったら滅茶苦茶泣かれて姉に怒られたのも良い思い出だ。


「ぐえええええ!」


 第二ラウンドも俺が取り、レティはいよいよ後に引けなくなった。


「め、めちゃくちゃにしてやるー!」


 自暴自棄になった彼女は、第一ラウンドと同様の突進で俺の方へと迫る。

 大男の突進はそれ自体にノックバック判定があるため、上手くガードできなければ一気に窮地に陥ってしまう。

 一部界隈ではブーイングの嵐が巻き起こっていたものの、慣れてしまえば対処は――。


「うんっ?」

「掛かりましたね! ハイパーウルトラスペシャルバックドロップ!」


 防御態勢に入る直前、数フレームの差でレティが突如突進を止める。

 無防備に体を晒す俺を、彼女はその幹のような大腕で両側から抱え、大きく背中を逸らせる。

 子鹿のような俺は呆気なく持ち上げられ、そのまま頭から地面に激突する。


「うおおおお!」


 地面で伸びている俺を、巨漢が再び持ち上げ、勢いよく叩き付ける。

 バウンドし、完全に怯んだ俺を巨漢の全体重の乗った足が踏み抜き――。


「はっ!?」


 すんでの所で転がりそれを回避。

 立ち上がりながら巨漢に向けてナイフを投げ、軽く怯ませる。


「武器は卑怯では!?」

「車投げてきた奴が言うな!」


 怯みから立ち直った男が猛然と近づいてくる。

 だが、これだけの距離があれば十分だ。

 俺はすでに入力を始めていたコマンドを完了させる。


「破ァ!」

「ぐえええっ!」


 最後は俺の自キャラの必殺技、謎のエネルギー弾によって巌のような巨体が倒れる。

 華々しく踊るWINの3文字とは対称的に、裏側の筐体ではLOSEと表示されていた。


「ぐぬぬぅ。レッジさん、容赦なさ過ぎませんか……」

「青春と金を注ぎ込んでやってきたからなぁ。初心者に負けるわけにはいかないさ。それでも、ヒヤッとさせられたが」


 悔しそうに唇を噛むレティは、諦めきれない様子で筐体にビットを投入する。


「ラクト、やりましょう!」

「いいけど、なんでわたし?」

「なんか勝てそうだからです」


 そんな流れで突如〈白鹿庵〉格ゲー大会が始まった。

 ラクトもレティの安い挑発に乗って俺の使っていた筐体に向かう。


「あー、しまったなぁ。この椅子じゃあわたし、ちょっと高さが足りないや。レッジ、膝に座らせて――」

「はい、ラクト。クッションありますよ」

「……ありがとー」


 俺がそそくさと椅子を譲り、トーカがどこからか持ってきた厚いクッションを置いてラクトが座る。

 気がつけば周囲には軽く人も集まってきていて、少女たちが勝負に白熱する様子を見ていた。


「楽しそうねぇ」

「今はこういうのができるリアル店舗も減ってきてるからな。VRゲーセンとかもあるにはあるけど、そういうのはもともとアーケードが好きな人しか買わないだろうしな」


 現実で店舗が減る一方で、仮想空間でこういったゲームが楽しめるというコンテンツは増えている。

 とはいえ、レティたちはこの遊戯区画が作られなければこういったものに触れることもなかったかも知れない。


「カジノができるって聞いてびっくりしたけど、こうやって見てみると大きいゲーセンみたいね」

「本格的なカジノは、もっと奥の方にあるらしいぞ」


 遊戯区画は調査開拓員のリラクゼーションとレクリエーションを目的にした娯楽施設の複合体だ。

 何も楽しみはギャンブルだけではなく、むしろこういった古き良きゲームセンターのような店の方が多いような印象も受ける。


「ぬあああっ! ラクト、遠距離攻撃だけとは卑怯ですよ!」

「だってそのキャラ掠るだけで死ぬじゃん」


 やはりキャラ選択にも性格が出るようで、レティとラクトは楽しげに対戦しているし、トーカも興味が出てきたのか筐体に描かれているキャラの集合絵を眺めている。


「……忍者もいるんだ」

「えっ。ああ、うん。一応な」


 背後で突然声を掛けられたかと思うと、ミカゲがいつになく興奮した様子で立っている。

 集合絵の中に黒尽くめの忍者がいるのを目聡く見つけたらしい。


「エイミーもやってみないか?」

「そうねぇ。久しぶりにやってみようかしら」


 レティとラクトが使っている筐体以外にも、いくつか別の基盤が入ったものがある。

 その中からエイミーが選んだのは、俺にも馴染みのあるタイトルだった。


「お目が高いじゃないか」

「そう? じゃ、やりましょうか」


 何を隠そう、俺はさっきのものよりこちらの方をより熱心にプレイしていた。

 特に疾風の槍使いは自キャラとして使いこなしている自負がある。

 対するエイミーが選んだのは、ゲームの無骨なファンタジーの世界観から見ると異彩を放つ、カラフルな魔法少女だった。


「いいのか、それで?」

「ええ。可愛いよね、この子」


 俺が確認したのは、少し彼女が心配になったからだ。

 可愛らしい外見からは予想できないが、その魔法少女はあらゆる行動に複雑な入力を要求してくるうえ、体力は物凄く少ないという超上級者向けのキャラである。

 ストーリー的には、世界そのものである宝石を魔王から奪い、世界をお菓子で侵蝕していくという、まあまあえげつない性格をしている。


「まあ、可愛らしいのはいいんだけどな……」


 カウントが始まり、戦いの幕が開ける。


「たたたっ」

「えっ?」


 直後、放たれた極大の飴玉の豪雨。

 間髪入れず巨大な苺のショートケーキが転がってきて、更にはパイが投げられる。

 ものの数秒で疾風の槍使いは砂糖とクリームに埋もれた。


「案外指が覚えてるものねぇ」

「ええ……」


 楽しそうに笑うエイミーは、くにくにと指を動かす。

 流れるようなその動きは歴戦の猛者であることを示していた。

 俺は油断を捨て、気合いを入れて第二ラウンドに挑み――。


「……ま、まさか3タテされるとは」


 がっくりと膝をついていた。


「エイミー、滅茶苦茶強いじゃないか」

「まあ、全キャラの動きとコマンド入力覚えればね。昔は結構やってたんだけど、そのうち対戦相手がいなくなっちゃって」


 何でもないふうに言うが、この基盤に何キャラ、何種類の技が詰まっていると思ってるんだ。

 そして、よくそれを全て瞬時に見分けることができるもんだ、と一周回って感心してしまう。


「いったい何者なんだ……」

「ふふ。ただのしがない盾使いよ」


 畏敬の念を込めて見つめても、彼女は明るい紫の髪を揺らし、泣きぼくろのある目を細めて微笑むだけだった。


_/_/_/_/_/


◇ななしの調査隊員

スロット止められないんだけどぉぉぉおおお!


◇ななしの調査隊員

俺は止まらねぇからよ・・・


◇ななしの調査隊員

何やってんだよ


◇ななしの調査隊員

あかん、一月の稼ぎが10分で溶けた


◇ななしの調査隊員

溶けたら稼げばいいだろ!

倍プッシュだ!


◇ななしの調査隊員

バニーNPCちゃん可愛すぎて止め時が見つからねぇよ


◇ななしの調査隊員

サカオちゃんがバニーに!?


◇ななしの調査隊員

いや、普通に上級NPCだけど。

かわいいよ。

[バニーディーラーちゃん.img]


◇ななしの調査隊員

ちっ。仕方ねぇ、行くか。


◇ななしの調査隊員

何が仕方ないんだよ。


◇ななしの調査隊員

汗水垂らして稼いだビットが配られたトランプ捲った瞬間溶けるの、なんか脳からやばい汁出るな


◇ななしの調査隊員

金借りさせてくれよ……10倍にして返すからさ……


◇ななしの調査隊員

残念だけど金貸しはやってないんだよな


◇ななしの調査隊員

健全なゲームですからね。しかたないね。


◇ななしの調査隊員

カジノエリア地獄すぎない?


◇ななしの調査隊員

連れに縋り付いてる奴いるし、今日はツイてるからって止まらねぇ奴いるし、安い水飲みながら濁った目してる奴いるし


◇ななしの調査隊員

イッツ アンダーグラウンド


◇ななしの調査隊員

サカオちゃんに見せられねぇよ・・・


◇ななしの調査隊員

アミューズメントエリアは比較的平和だぞ。若い子も結構いるし。


◇ななしの調査隊員

カップルらしい二人組多くて、こっちはこっちで俺にとっては地獄だよ。


◇ななしの調査隊員

アーケード街でおっさんとバニーがバチバチにやりあってたぞ。


◇ななしの調査隊員

文面だけ聞いてると分からんな。いや、分かるけど。


◇ななしの調査隊員

おっさん格ゲーもできるのかよ。

最強じゃん。


◇ななしの調査隊員

赤ウサちゃん初心者っぽいけど筋がいいな。あれは強くなるよ。


◇ななしの調査隊員

後方腕組みおじさん大量にいて笑う


◇ななしの調査隊員

百合ポンあるじゃん。懐かしいな。


◇ななしの調査隊員

ユグドラシル・リーサルウェポン?

あれ会社自体残ってたのかよ


◇ななしの調査隊員

魔王少女ちゃんが死ぬほど強いやつな


◇ななしの調査隊員

死ぬほど扱いづらいけどな。あれ扱える奴結局いたのかなぁ。


◇ななしの調査隊員

昔、地元のゲーセンでJKが百合ポンの魔王ちゃん使ってたよ。死ぬほど強かった。


◇ななしの調査隊員

なんだそのラノベみたいな展開。お前主人公かよ。


◇ななしの調査隊員

一般モブ音ゲーマーでしたね・・・。結局その子も勝ちすぎて対戦者いなくなってから来なくなったなぁ。


◇ななしの調査隊員

立ち振る舞いが強者じゃん。


◇ななしの調査隊員

全国大会とか出なかったのかな?


◇ななしの調査隊員

店長が勧めてたけど、興味ないって一蹴してたな


◇ななしの調査隊員

つよい


◇ななしの調査隊員

おっさんと盾の姉さんが百合ポンしてる。


◇ななしの調査隊員

おっさん三タテされてて草


◇ななしの調査隊員

初心者かー?


◇ななしの調査隊員

盾姐さん魔法少女使ってるんだが


◇ななしの調査隊員

えっ


◇ななしの調査隊員

えっ


◇ななしの調査隊員

ええ・・・


◇ななしの調査隊員

白鹿庵化け物おおすぎん?


◇ななしの調査隊員

何を今更・・・


◇ななしの調査隊員

俺も久しぶりに音ゲーしようかな

元・虚暴朧主の実力を見せてやろう


◇ななしの調査隊員

うつろ・・・なんて?


◇ななしの調査隊員

ウロボロス。まあ昔の最上位だな。


◇ななしの調査隊員

結構ゲーマー多いんだなぁ


◇ななしの調査隊員

まあ現在進行形でゲームやってる奴らばっかだしな


◇ななしの調査隊員

求)10k

10分後に3倍にして返す。


◇ななしの調査隊員

やめとけって・・・


◇ななしの調査隊員

あんまりギャンブルに溺れる奴多すぎたら遊戯区画閉鎖されない?


◇ななしの調査隊員

サカオちゃん引いてそう


◇ななしの調査隊員

ゲームも楽しいけど、ホテルでゆっくり休むのも楽しいよ


_/_/_/_/_/


_/_/_/_/_/

Tips

◇遊戯区画

 地上前衛拠点シード04-スサノオに新たに建設された広大な総合娯楽施設。大規模な拡張工事の末に完成し、調査開拓員のリラクゼーション、レクリエーションのため中枢演算装置〈クサナギ〉によって運営される。

 内部はリゾートエリア、アミューズメントエリア、アクティブホビーエリア、カジノエリアに分けられる。

 区画内では平時の調査開拓活動を忘れ、憩いと白熱の時間を過ごすことができるが、ご利用は計画的に。


Now Loading...

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る