119.PSYENSE/hide

 あの辺りの年は本当によろしくなかった。


 いやまじ朝起きて知ってびっくりという感じで。会社行っても上の空…… とまでは行かないにせよ。

 前年の春にラルクでsakuraが捕まって、一年くらい活動やらなくてよーやく再出発かいな、と思ったりはしたけど、それでも前の音とか活動形態とか違うよなーという何だかな状態の時の5月だよ。hideちゃんこのアルバム出して色々やっててまたライヴ回るかなー、と思ってた時期だぜ。

 まじ築地本願寺行こうかなーと思ったもの。行かなかったけど。ワイドショーで散々流していたけどやっぱり「あれあれあれ?」という感じでな。


1 PSYENCE

2 ERASE

​​3 限界破裂​​

4 DAMAGE

5 LEMONed I SCREAM (CHOCO-CHIP version)

6 Hi-Ho

7 FLAME

8 BEAUTY & STUPID

9 OEDO COWBOYS

10 BACTERIA

11 GOOD-BYE

12 Cafe Le Psyence

13 LASSIE (demo master version)

14 POSE

​15 MISERY (remix version)​

16 ATOMIC M・O・M


 このひとも歌詞に凝るタチだったなー。掛詞だの気持ちの裏返しだの、コトバ遊びだの、ふんだんに詰め込んでたざんすよ。そんで曲はポップ。ぎゃんぎゃんギターだったとしてもポップ。そんでちゃんと「歌モノ」はそうなってるし。


 3.15.が特に好きだったなー。

 3.で「take you anyway you are 愛しの君の不安定」と言ってしまうあたりとか。

 15.は色々逸話はあるけど、それはそれとしてもともかく優しい曲だった。


 他も何だかんだでライヴだったら大騒ぎパーティになること間違い無しだった訳だな。

 10.13.あたりはもうステージの背景凝りまくりだったし。

 いや実際前年のライヴは楽しかった。行けたことがやっぱり思い出になってしまったことが非常に哀しく。


 だからという訳ではないけど、決してお部屋で聞くにはそんなに向いたアルバムではないので、どーしても2曲ヘビロテになってしまうんだよな。


 それにしてもあの年は。

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