私が生き辛い訳〜虐待・万引き・援助交際・精神疾患〜

@maruru--nn

第1話

私は小さい頃の記憶がほとんどない。

小学校の高学年あたりからちらほら記憶があるだけ。

一番古い記憶は一番上の兄に「こいつうんこした!」と喚かれた記憶だ。

おむつからうんちが出たらしいのだ。

そんな嫌な記憶が始まりとは悲しくなる。

のちに母から聞いた話では私の父は麻雀荘を営んでいたらしく、深夜まで仕事で昼まで寝ているためほとんど子供の面倒をみることはなかったらしい。

父は人の下で働くことができない人だった。麻雀荘が傾き、引越ししたのだがその後父は親戚に多額の借金をして漫画喫茶を始めるがすぐに倒産。その後建築系の事業をたちあげている。

とにかく父はなにをしてるかよくわからない人だった。

そしてとても威圧的で時に暴力的だった。

父は多分自分に自信がなく劣等感があり、社会的には地位が低いことがコンプレックスな分家庭で自分が王になり子供を服従、支配することで満足を得ようとしていたのではと思う。

私は兄が2人産まれた後の女だったので父は小さいとき私に甘かったらしく、そのことが兄2人から疎まれ虐げされる理由の一つになる。

小さな時に兄と遊んだ経験はなくいつも仲間外れにされていた。

そんな状態を親もフォローするでもなくただ眺めていたのだと思う。

母はいいように言えば自由主義、悪く言えば放任主義で子供を守ることや、子供の気持ちを汲むこと、子供の状態を気にかけること、愛情を示すことがなかった。いや、されたことがないから出来なかったのだと思う。

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