1. きっかけとなった小学校生活
対人恐怖症になったきっかけは小学生の時まで遡る。小学校5年生までは極々普通の小学生だった。
だけど6年生になった時突然その時は訪れた。
6年生になりクラス替えがあり新しいクラスになった。私が通ってる小学校は1学年60人前後しかいないからクラス替えといっても2つに分かれるだけ。
私はそのクラスで2組となった。最初はこのメンバーと小学校生活の最後を過ごすのかと楽しみで仕方なかった。
だけど次の日から突然それは起きた。そう、虐め。
私は最初虐められてるとは思っていなかった。でも周りの人が私が触れた物を触った後、擦り付けあっていたのだ。
そして私の近くでコソコソ話していたのだがある日、それが聞こえて来た。
「あいつが触った物は菌が付いてる。だからあまり触らない方がいいぞ。」
「確かにな。」
その声が聞こえて来た時に虐められてるんだ、と思った。私のクラスには他にそうやられる人はいなかったら、私しかいない…。
私は身だしなみとかもきちんとしてたから何でそんな事をされないといけないのか分からなかった…。
席替えとかで私と隣になると大体の人は席を離してきていた…。
クラスの人、全員から虐められてた訳ではない。仲のいい人もいた。
ある日担任の先生に相談をした。だけど担任の先生は何もしてくれなかった。
「虐めは自分達で解決しなさい。」
そう言われた。
私はこの事がきっかけで大人を信用しなくなった。
虐めは収まる事無く小学校生活を終えた。
この学校は中学受験をした人以外は皆同じ中学に進学する。
中学でも同じような事が起きるのかな…でも他の小学校から来る人と仲良くしたらいいかと思っていた。
だけどその考えが間違えだったのだ。
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