あぁ、それとなく
『手技』
実力が全てだからさ
影での汗や時々流す涙 平常点の類で
仕方がないねと満足してくれる訳が無いじゃん
この手で治せなかったらそれまで
「違う人で」と言われて
密かにまたは入れる機会を望むけど
そんなのこの先ずっと無いって知ってるよ
だけど願ったり 頑張ってるのはどうしてだろうね
こんなのこの先もあるのに 徒労なのに
前向きになるべく考えて取り組もうとしてる懲りない私がいるよ
認められやしない平常点を見せ付けて
採点されようなんて甘えてるんだ近い人に
なんて悲しい人なのだろう
『知能犯』
漫画の知能犯に憧れんなよ
IQは俺らとどっこいの漫画家が描く知能犯だぜ?
あれこれ華麗に犯行を繰り返すけど
俺らだってあんな状況になれば
あれくらい思い付けるんだぜほんとは?
何度も言わせるなよ
IQは俺らとどっこいの漫画家が描く知能犯だぜ?
『無題』
別に私に関心が無いのは知っている
けど人目が気になってしょうがないの
ただ他の人と違うのは
私は他人を気にするほどに自分に興味が無いの
どうにでもなれば良いはこの体
周りが丸く収まるなら幾らでもボロボロになってやるは
そして私をもう使えないと捨ててちょうだい
その時やっと私は私を気に掛けるだろう
鏡にも写らないレントゲンにも写らない奥の物が
歪んで黒ずんだと泣いてあげるだろう
もう落とせない傷も付いたりしてるだろう
ヒビの入った水晶は光線をより一層綺麗に反射させる
この心を陽の下に捧げけあげよう
綺麗に輝かせてあげよう
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