First Brain Contact

俺に指図をするのはそう

頭蓋の殻に詰まった知恵の実

俺の全部を安全で躱そうとしてく

鶴嘴か拳銃を持って来るぜ

今日から俺はお前の言いなりになんかならない

お前を頭に乗せて歩きたくないね

今すぐ頭に穴を開けてそこから穿り出すぜ


軽くなった頭で考えないで

花畑を見付けに行くだけ


どうして俺がお前の果汁に従い

瞳を濡らさなきゃならないんだ

先日のパーティーで私服で行かせて

恥ずかしくて死にたいなんて考えさせるな

お前の神経はどうかしてると思ってんだよ

穿りだしてアルコールで割って飲んでやるよ

糞尿にして流してやるよ


空っぽの頭を振って

内側から音を出したいだけ


最初の脳への接触は

実に不快でならないぜ

飛んだデリケート野郎で

理性だけで生きてる

大馬鹿なインテリジェンスフルーツだった

煩悩は全てこいつのせいだったんだ

よくも今まで騙して俺の上に居たな


生きても死んでも

変わらないでたいだけ


末梢へのリミッター外して

千切れ飛んじゃいたいだけ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る