短編詩#22

『草毟り』

僕は父親の握る手が怖いので

麦藁帽子を被り草毟りをする

抜かれた草は根も晒され横たわる

真ん中の時間に汗をタオルで拭き

山の草は土が渇いていた

僕は一輪車で運ぶ


あの花だけは抜かないでそっとした




『メロンの香水』

あなたは果物屋で働いてはいないけど

何処か食べてしまいたい香りがする

あなたはメロンの香水を付けてるんだ

あなたの容姿は魅力が有るのに

僕は舌は酸味の時の様に唾液を増やしてる




『(≧▽≦)』

その放たれた光線が幾ら速く周ろうとも

既にそこに有ったものに追い着く事は無い


外人が平和のためと鳩を殺しても

象徴である事には変わらない


石が疎通をしているから

靴で踏んでも転がるのだろう


鏡の自身が背を向けたたら

貴方は貴方を捨ててしまったのでしょう


収めた貴方の分身はいつだって

色褪せない笑みを持っていました

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