HELTER SKELTER

髪を梳かしても真っ直ぐには落ちないから

その櫛が悪いんだってあなたは言う

窓の明かりが吸い込まれて行って

太陽は膨らんで行くばかりさ

あなたの憎悪みたいに


もの全てを逆再生で聴くべきだと思ってる

朝は常に騒がしくて夜は常に宇宙と混ざるように

コバルトブルーの海でも観てきな

波だけは変わらず動いてる筈さ


渋滞してるんだよ詰め込まれているから

建築物は佇むけれどこうして僕を威圧してるように

大きくて広いだけ意味が有るって事なんだよ

だから暴君は肉を喰らうんだろう


剥製の動物園でも見に行こうか

従業員が危ないと言うけど君の精神が狩りそうな眼をしてる

瞳の奥は乾いているから崩れ落ちた雨でも満たせない

止まったままの鷹は遠くをまだ見渡せるのか


トウモロコシ畑であなたでも捕まえてみよう

気付かないけれども僕らは日の下を駆けまわっても

こんなに大きな体にはなれないんだよ

後ろ姿を追いかけているけれども

後姿だけの人かも知れないって事なんだよ

あなたは恥の方で僕をまだかと身を潜めてる


画家は昔からこう言うね

白は限りなく主張ばかりをする

夜空と星をひっくり返したら

僕は点の黒い星を眩しくて眺めてらんないだろう

滑り台から転げ落ちるように

滑り台から転げ落ちるように

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