A FAIR WIND 哀愁

惨事は免れてお菓子を食べたのだ

本日は休日なりセールには逃げられた

貴方の横顔の成分が失われない様

心からの笑顔を見せたのだ

時は記憶に止まる貴方を遠ざけて行く

停まった駅を過ぎる電車だって過去なのよ

地図には書かれない優しい空に

私を生かす為に微笑んでるんだろう


可能な限り追い付けるなら不健康に励む

無くしたとしても暗証に努めたのだ

明日くたばっても本望なんだよ

側に居た貴方の側に居たいが為に探す

追風よ吹け胸のシャツ膨らませるよ

振り向けば残るのは残像なんて哀愁さ

私はここで背で風を受けている

臆病で羽根もないから飛べないで受けるだけ


おい風よ吹いてくれ

囁きが入り込んで来る気がして

貴方はそのまま消える様に

後ろから私を毎度の如く追い越して行く

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