S.J

空き地に連れて来られ

聴いてられないHzのノイズは

沈黙した午後の中で

避けていたい網の目である


その道一方通行が長いなら

気紛れに殺されるかも知れない

町の皺は唯一の蜘蛛の糸

細かい処を駆け巡れ


変わり果てた日常を愛す

その拳は強さに溢れ

出来ない僕は強くなれる

隣を歩くのが楽しくてならない


ねぇジャイアン

僕は君の事が嫌いさ

サディスティックな振る舞い

死ななきゃ振り返りたくない

過去に溢れているんだ

だから変わり果てた日常を愛す


君はいつも頼もしく

心の友であると感じられるから

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