住まうもの
融通の利く土地に生ぬるい空気が そこに移り住んだ
駆け引きと数式の狭間で全閉の脳裏に華が咲く
続くはずがない緑の中で寝そべる夢を観る
外の景色から台所のパスタの茹り具合まで
見渡せる部屋で昨日の続きをしてみる
幾つもの空想を形作るこんな簡単なことが
どうして出来なかったんだろう
昨日は地球が丸いことに気付かず
ぐるぐると回転していた
そんな時は言葉が
少し光って地面に落ちる
メロンガスターとオレンジトランポリン
きっと離れてテレビを観ている
冷気はじけるテレビの笑いに
独りの部屋なのにノックが聞こえる
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