冷たい時間

 気が付けば零時を回っている。

 明日も忙しいが眠れない。話を書いて、酒を飲み、だらだらと過ごしていたら、こんな時間だ。

 もっと有意義に過ごせたのではないかと自問自答。無益な事だ。どうせ俺は、そんな時間など過ごせやしない。


 身体が冷えてきた。もうずっと、冷たい部屋で虚無を過ごしている。なんとも無駄な時間だ。だが、俺の存在そのものが無駄だと考えると少し肩の荷が降りる。


 後は、より早く死ぬだけ……

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