労働賃金
ほぼ休憩のない日が続く。
命じられたわけではないが、やらねばという後ろ向きな使命感に惑わされ勤しんでいると、頭が回らなくなり、身体も動かなくなって、そのまま残業をこなすと、ヘトヘトとなって帰途につく。
部屋に帰ると簡単な料理を作り、しばらく休んで、執筆に移る。およそ二時間。二千文字を書くと日付が変わっている。もう何も考えられなくなっているが、何かを書くと妙に頭が冴えてしまって眠れず、睡眠時間が削られて、寝起きが悪くなる。最近は早朝出勤も重なり、目蓋がより重い。
全て自分が選択している行動であり、執筆に至っては好きでやっている事だが、このところ酷く辛い。殊、給与明細を見る時など最悪だ。俺は何のために時間をつかっているのか。
人並みの生活がしたい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます