関係の否定と拒絶

関係というものに

思いやりなどというものを

求めたことは

後になってみれば

愚かだった


関係に

信頼や信用など

介在していない


もう二度と

どんな人間とも

関係を持つことはないと

心に決めた


彼らのいう関係は

取引だ


僕のいう関係は

協調だった


くだらない感傷

意味のない思い込みだった


彼らは変化を好まない

彼らは批判を許容しない

彼らは議論を拒絶する


取引なのだ

損をするなら

切って捨てることになると

なぜ見抜けなかったのか


僕は関係を信じない

僕は取引をするくらいなら

自己完結を目指す

誰も傷つかない

僕が傷つかないからだ

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