嫉妬

興味があるのに

手が伸ばせないもの

手に入れたいのに

見ているだけで

結局

僕はそれを手にすることがない


きっと僕は

それを作った人を尊敬して

憧れて

しかし最後には

嫉妬しているのだ


認めるべき

評価されるべき

応援するべきなのに

僕にはそれが

どうしてもできない


醜い性根

平然として

僕は醜い心を

晒しているだけだ


誰かの成功に拍手をしながら

心では何を思っている?

褒め称える言葉を口にして

その裏には何がある?


誰に対しても

僕は嫉妬の目を向ける


もしかしたら

僕が欲しいものさえも

評価ではなく

嫉妬なのかもしれない

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