孤独という安息
誰とも会わない
誰とも話さない
それが苦痛と
そう感じるだろうか
そこにいる誰かに
煩わされること
誰かのことを考えること
自分がどう思われるか
自分というものを
他人に定義されること
他人に勝手に解釈され
語られること
僕は自分を
誰にも知られたくない
誰にも伝えたくない
どうやって自分を伝えられる?
そばに近づけば
誰かは勝手に観察し
勝手に評価して
勝手に言葉を選択して
僕という人間を
実際とは違う何かに
置き換えるんだろう?
僕のことを
知りたい人間なんて
いないはずだ
なぜなら
僕が誰のことも
知りたくないからだ
孤独の中にいたい
まるで無人島に
一人で残されるような
孤独の中に
ただそこにいる
ただ呼吸して
ただ食事をして
ただ眠るだけ
そうしていたい
それが許されるのは
きっと
孤独の中だけだ
その孤独の中でだけ
安息を得ることが
できる
そんな僕は
きっとおかしいんだろう
そういう視線が
僕にはおかしく見えるよ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます