苦悩まみれの記憶
ずっとずっと
いくら時間が過ぎても
苦痛だけが
心に張り付いている
自分がいけない
他人がいけない
そんな言葉が
意味をなさないくらい
責任の所在なんて
気になんかしていない
そんな気もする
ただの言葉が
記憶に刻み付けられて
深い刻印は
心を苛み続ける
もっと
心を鎧っておくんだった
誰にも
何も
許すべきじゃなかった
理解者なんて
もういらない
心を開けば
最後には
土足で踏み入って
傷つけていくだけだ
ただの言葉が
忘れられないまま
心の深いところで
ずっと
刃を突き立てて
どんなに苦しんでも
忘れようとしても
それを許さないんだ
今も僕は
血だまりの中で
もがいている
刃を突き立てた奴が
平然と
笑って過ごしているすぐそばで
のたうちまわって
叫んでいる
いつまでも
きっと
死ぬまで
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