暴力の経験
どこかのスクリーンで
銃撃戦と殴り合いで
悪が倒されていても
みんな
ただ見入って
作品が終われば
自然と感想を言い合っている
現実の世界では
他人を殴りつける人間は
誰もいない
悪がいないから?
本当に?
叩き潰したいほど
不愉快な人間が
本当にいないか?
誰もが妄想の暴力を
まるで現実のことのように捉えて
暴力を否定する
きっかけにする
あなたは殴りつけられた時
あなたは殴りつけた時
スクリーンの中身が
ただの作り物で
痛みも
怒りも
何も伴わない
遠い世界の人形劇だと
分かるだろう
実体験が大事
そんな綺麗事は
生ぬるい範囲の
平凡で
ありきたりな
枠の中の
ごっこ遊びだ
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