Eagles Desperado 解説と訳詞

泊瀬光延(はつせ こうえん)

1 View (概説)

 ウエストコーストから世界的な活躍と進化を果たしたロックあるいはウエスタン・ロックバンドのThe Eaglesはその楽曲のみならずその歌詞の重厚さでも秀でた存在である。


 その中でも異色と言える、ある西部開拓時代のアウトローを扱ったアルバム、Desperado(「ならず者」)の解説を試みる。日本ではこの中のアルバム名と同名の1曲「Desperado」が単独でヒットしたが、本来はアルバムの中での構成曲の一つである。ただ、美しい楽曲と最後は希望を持たせる詩句で終わるため、一般に受け入れられやすかったと思われる。


 アルバムに散りばめられた曲は次の様になる。


[01] Doolin Dalton

[02] Twenty-One

[03] Out of Control

[04] Tequila Sunrise

[05] Desperado

[06] Certain Kind of Fool

[07] Doolin Dalton [instrumental]

[08] Outlaw Man

[09] Saturday Night

[10] Bitter Creek

[11] Doolin Dalton_Desperado (Reprise)


 コンセプト・アルバムとは言いながら、全曲が完全にそれに即したものになるかは創作者次第である。ストーリが当てはまらないものもあるし、独立して作った曲もあると思う。同じ様な雰囲気の曲を寄せ集めただけかもしれない。現実は、考えられるオプションが複雑に絡み合っていることはよくある。作品の意図に関わらず評価するのはやはり消費者だ。私が金を払ってまでして素晴らしいと思わなければ、このように、解説してはいないのである。


 ここでは、このアルバムのテーマとなったDoolin Dalton Gang(デューリン-ダルトン強盗団)を直截、歌ったと思われる楽曲を2つピックアップして解説しようと思う。


 *楽曲を解説するというテーマ上、Web上の原曲へのリンクと歌詞の掲載をしていますが著作権を侵すつもりはありません。この文章によっていかなる収入も得ないと念じております。

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