第356話 「d払い」の悪夢
令和3年6月10日 木曜日
ダメだ。また深夜にコンビニに行きハイボール。いい加減にして欲しい。俺は、俺に文句を言う。
メールが来た。dポイント50ポイント付与しました。これでまた、ハイボールが買えると思いコンビニに行った。
「これではダメですね。d払いをインストールしないと」
店員さんが親切に教えてくれた。
まずい。5万円のクレジット機能がついている。つかっちゃうよ。貯金は無いよ。安心センターに怒られるよ。怒られるだけなら良いよ。契約解除だよ。破滅だよ。
それでも、アンインストールしない私。
夕方、老婦人からメッセージが。喫茶店にいるから来ませんか。一度は断ったが断りきれず、徒歩30分。行ってきました。
夕食は、天ぷら盛り合わせ。d払いでね。破綻は、したくない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます