第256話 昨日は狂っていた

令和2年師走23日 水曜日


昨日は狂っていた。コンランドリーのがいどヘルパーが帰ってからだ。

「ワン、ワン、ワン」

「キャイーン」

「ドピューン」

部屋で叫びまくった。

各所に電話した。

精神科救急センターにも電話したが、話にならなかった。

警察にも、救急にも電話した。

「気が狂いました」

「明日、診察時間内に受診してください」

午後10時。夕食も食べず、北枕にして寝た。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る