第3章 従魔研編
幕間:2章キャラ表&世界観、設定etc☆
※
もたもた2章メインキャラ一覧
★ゼン(約13歳)(1章から2年半なので、四捨五入してると思って下さい)
本作の主人公
人間。剣士。少年。
1章から2年半が経ち、1章の最後に一緒に旅立った、『流水』のラザンとの恐ろしく厳しい修行の旅を終えてフェルズに帰還した。
晴れて、正統な修行の旅で強くなって帰って来た、努力型主人公。
この世界の東洋の神秘、『流水』という最強剣術の継承者。まだ全ての技や奥義を会得した訳ではないが、最初の約束通り、仲間ともに戦える、ある程度の強さの水準まで達した、と判断され、フェルズに戻って来た。実際は、仲間の強さを追い越してしまっていたが、それもまたやむなし。
無口や不愛想でもなくなった。
途中、旅の同行者に、『隠者パラケス』という高名な魔導士が加わるが、師匠同様に全員目上の人であるが為に、敬語口調が癖になってしまっている。
師匠のラザンが、剣術以外何もしない駄目男であったが為に、その身の回りの世話全般をする様になり、特に料理をするのが好きになり、旅先のある街で、ラザンが迷宮に籠った期間、その街の有名な料理長に期間限定の弟子入りを果たし、最終的にその道の熟練者(プロ)顔負けの腕になってしまった。
ある偶然の積み重なりから、その身に7人の従魔を宿すようになる。
それは、パラケスが長年研究していた『従魔再生契約技術』略して従魔術のこの上ない成功例であった。
その為に、彼の研究は飛躍的に進み、その成果をパラケスは、フェルズに戻るゼンに託し、冒険者ギルドにその技術の世界への公開を任せるのであった。
●冒険者PT『西風旅団』の4人
★リュウエン(約18歳)(文中はリュウで統一)
西風旅団のリーダー。剣士。人間。男性。
両手持ちの大剣、バスターソードの使い手。
2章前半、初めての中級の迷宮(ダンジョン)の失敗で大怪我を負って死にかけ、防具で身を固めて再度の挑戦も失敗し、自信喪失していた。
元々、女性陣との差は自覚していたので、パーティー解散、冒険者は引退、とまで思い詰めていた。
女性陣の叱咤激励や、ゼンの、大敗した原因を助言され、“気”の鍛錬を一からやり直し、目覚ましい進歩を遂げる。
武器防具全てを一新し、ゼンをパーティーに加えた再出発で大成功をおさめ、本来の自分を取り戻すようになる。
ゼンに貰った大剣の魔剣、炎と氷の魔力を宿す、恐ろしく強力なフレイムブリザードの使い手となる。(原名:フレイザ〇ド)外観が、刀身の中央で赤と青に別れている、以上にド派手な魔剣で、その外観を隠す偽装の腕輪をつけていて、普通に立派な大剣を装備している様に見える。
前章ではラルクと同じ位の、背格好だったが、3年近い年月を経て、背が伸び、肩幅も広くなって、たくましい巨漢(は言い過ぎ?)の戦士になっている。
愛称:「リュウ」。アリシアのみ「リュウ君」ゼンのみ「リュウさん」
★アリシア(約18歳)
神術士(信仰深き者がなれる術士、神官や司祭に多くいる)。人間。女性。
聖性が高く、術力の容量も人一倍大きい。天然天才美少女。
銀髪の、黙っていれば聖少女。天然に増々磨きがかかっている。
3年近い年月を経て、更に美人になり、前章ではサリサとそう変わらない体型だったのだが、こちらは女らしく成長し、胸が結構大きくなった。(時々サリサに無駄牛言われている)
神術で、パーティーの回復、治癒、補助強化付与、防壁付与(防壁、というのは、物理、術系、両方に効果を及ぼす術障壁の事)等を受け持つ。
浄化術も、異常に強力なので、下級迷宮ではまともに相手になる敵はいなかった。
光系の最終攻撃魔法も会得している。
彼女の、サリサさえも自分以上、と認めるその力の凄さにも、何か意味があるようなのだが……。
チームを縁の下から支える地味な役回り故か、戦闘の役にもっと立ちたい、との思いを秘めていたらしい。
強くたくましくなって帰って来たゼンと親友のサリサの仲を、勝手に応援していて、やたらとサリサを焚きつけ、二人をくっつけようとしている。(余計なお世話byサリサ)
戦棍(メイス)としても使える光の杖、ミスリル銀製のソラス・ロッドをゼンに貰い、光弾発射の機能等も教えられ、やたらと使うようになる。撲殺天使。
ソラス・ロッドの元ネタはクラウ・ソラス(光の剣)から。
(前調べた所で、棍棒=メイスって載ってたのでそうしてましたが、戦棍などの方が正しいらしい。そりゃそうだ!1章から順次直します……)
愛称:リュウのみ「アリア」サリサのみ「シア」ドーラ「アーちゃん」
★ラルクス(約18歳)(文中はラルクで統一)
スカウト(密偵系の総称)。人間。男性。
リュウ同様に、迷宮での失敗で落ち込んでいたが、リュウと共に“気”をこなし、まだまだやれる、と手応えを感じて再起する。
ゼンが前衛の剣士として加入してくれたお陰で、本来の遊撃位置につき、その本領を発揮するようになる。
ゼンに短弓型の魔弓イチイバルスをもらい、“気”で放つ弓矢をいくらでも造りだせるので(“気”が続けば)、正確無比な射撃で前衛を援護し、弱点を狙って仕留める事も出来る優秀な弓の使い手になる。
現在、生まれた村の隣町にいた、狐耳の獣人美少女、ギルドで受け付け、カウンター業務についているスーリアと秘密の交際中。ゼンに打ち明けたが、実際には女性陣はスーリアと友達関係にあり、まるで隠せていなかった事が判明。(リュウのみ知らない)
ゼンと新しい場所での共同生活を始めるのをいい機会と、スーリアに求婚(プロポーズ)しようと考えている。
愛称:「ラルク」ゼンのみ「ラルクさん」スーリアのみ「ラっくん他色々」(爆発しろw
★サリサリサ(約18歳)(文中はサリサで統一)
魔術師。人間。女性(超のつく美少女)
外見:黒髪長髪に、黒の魔術師ローブにトンガリ帽子、古式ゆかしき魔術師スタイル。
アリシア同様に天才肌だが、彼女は努力型。
従来の呪文をアレンジしたものや、即興でその場で求められる呪文を造ったりもしている。
パラケスから教えられた疑似無詠唱で、大幅に呪文詠唱を短縮してバシバシ術が使えるようになっている。
問題だった魔力容量も、精霊王(ユグドラシス)の加護で、精霊界の力を使用出来る事が判明。しかし、パーティーがそれで、魔術が主体の歪んだチームになる事を恐れ、強くなって帰って来たゼンにだけ打ち明けている。
パーティーの危機には出し惜しみ等はしていない。
元々、ゼンの事は気に入っていたが、アリシアの妙な煽りで変に意識するようになっている。
果たして、彼女のその想いは恋へと至るのか、それは彼女次第。
一人で何でもしょい込んでしまうゼンを怒って叱り、もっと年上の自分達を頼るべき、とお説教している。ゼンもその言葉の正しさを認め、心動かされた様子。さてさて~
ゼンからもらった魔術強化の長杖、カドゥケウスを愛用している。
(元ネタ:ケリュケイオンの別名。そのままな能力とかじゃないです)
精霊王(ユグドラシス)と、ゼンのとりなしが切っ掛けで友達同士になる。精霊王(ユグドラシス)は勝手に親友と格上げしているが。
愛称:通常「サリサ」アリシアのみ「サリー」ドーラのみ「リサ」
★精霊王(ユグドラシス)
麗しくも偉大な、精霊界の王。全ての精霊を束ねる者。四大精霊王のその上に君臨せし、偉大な存在。
であった筈なのだが、精霊界は色々ゆるくて暇なので、加護を与えたサリサに呼び出されないかと、ずっと影ながら見守っていた。(つまりストー〇ー)
ようやく話す機会が出来ての、サリサから友達発言ですっかり喜び舞い上がっている。
ゼンとサリサの話し合いを盗み聞きしていて、アリシアと一緒にその場に乱入。色々あって、アリシアを紹介してもらい意気投合してこちらも親友同士になる。
愛称:サリサのみ「ドーラ」アリシアのみ「ユーちゃん」
★ゴウセル(約45歳)
人間。男性。
ゼンの保護者。フェルズで何でも屋の商会会長を務めるやり手の商人。
だったのだが、2章冒頭では、王都や他の街の支店が、最終的に商会乗っ取りが目当ての大掛かりな詐欺にあい、莫大な借金を背負って商会を手放す間際まで追い詰められていた。
ゼンが、王都のオークションにかければ法外な高値で売れるであろう、今までの旅での成果の魔獣の各種素材を提供し、また、彼の帰還の時に利用していた竜騎士から、乗っ取り工作をしている謎の商会の正体が分かった為に、その犯罪を、王都に派遣されていたライナーとギルドのスカウト仲間が暴く事に成功。
ゴウセル商会の借金や乗っ取りの心配はなくなり、逆に相手からの賠償金や、ゼンが出した素材が、スランプに陥っていたドワーフの人間国宝鍛冶師のヴァルカンに全て高値で買い占められ、ゴウセルはとんでもない大金持ちになっていた。
これから、詐欺をかけられ営業停止状態だった支店の再建、フェルズ本店での商売の再開や、ヴァルカンの件でドワーフ達との大掛かりな取引となる予定。
帰って来たゼンとは正式に養子縁組となり、借金関係の事で婚約解消していたレフライアとも復縁する事になり、彼の前途は順風満帆であった。
★レフライア・フェルズ(?歳)
エルフと人間のクォーター。
冒険者ギルド東辺境本部のギルドマスターであり、迷宮都市フェルズの名誉領主を兼任。
魔族の過激派組織の事件の全貌が暴かれ、レフライアのパーティー『紅の衝撃』の最後の任務が、その組織の悪事を押しとどめる要因になっていた事が判明し、一躍時の人、大陸の英雄の一人に、冒険者をやめギルマスしている今更祭り上げられて困っていた。
ゴウセルとの結婚も、そのせいでずっと延び延びになり、ゴウセルの商会の乗っ取り騒ぎのせいで一時的に婚約解消されていたが、それも無事解決。(婚約期間が長いので、二人はもう夫婦同然の関係である)
その前に、ゼンの従魔リャンカに、かけられた呪いを“呪詛返し”でかけた相手に返し、目の呪いがなくなり、傷つけられた目も治療され、完全な健康体になっていた。
治った当初はまだ従魔の事が明かされていなかったので、謎状態だったが、パラケスからのメモリー・キューブに記録されていた映像から、『従魔再生契約技術』の事を知り、これが世界の冒険者事情を大きく変えるものと理解し、その研究部署を立ち上げ、迷宮から帰って来たゼンを相談役として、早々に活動を始める予定。
また、最後にギルマス引退と、冒険者に現役復帰する事を表明、おまけに、ゼンのつくる予定のクランに参加したい、と発言する。
★ザラ。(21歳)人間。女性。幕間0.3話参照
ゼンがスラムにいて、毒で死にかけていた時に助けてくれた治癒術士の少女(当時)。
スラムの裏組織に捕まり、ゼンの命を盾に、組織の為の治癒術士として鎖に繋がれ働いていた。
ザラがどれ位の時に捕まったか定かではないが、ゼンがゴウセルの所で働く前であるのは間違いなく、確実に3年以上は囚われの身だったと思われる。
ゼンが彼女救えたのは、たまたまその裏組織が、ゴウセル商会の妨害や嫌がらせの為に、乗っ取り工作をしていた商会に雇われていたからだった。
運命の糸が巡り巡って、ゼンが当時助けられなかった恩人の女性を、もう一度助ける機会が巡って来たのだった。
自分が命がけで庇った少年が立派に成長して、今度こそ自分を助け出してくれた、それはザラにとって感動的な話であったし、とても劇的(ドラマチック)で、彼女が恋に落ちるのも頷ける展開だ。それでもザラは、ゼンに養ってもらうのでなく、ギルドの専属治癒術士(見習い)になって自立の道を目指す。それは、大陸の英雄として立派になったゼンに少しでも見合うだけの女性になりたい、健気さ故の選択なのだ。
ザラの恋の行方は―――
★『流水』のラザン(?歳)(漢字だと『羅斬』
人間。剣士。男性。
ゼンの師匠。剣術以外は何もしない駄目人間。
ゼンと一緒に、大陸中の魔物、魔獣を依頼もなしで狩ってまわる修行の旅をしていた。
その為に、大陸中からその善行がたたえられ、その小さな弟子の活躍も一緒に喧伝されていた。
ゼンが、修行を始める前に、最速で強くなって早く帰れる地獄の特訓コース(2年)か、まあまあゆるゆる厳しい無難コース(3年)か、ゆっくりゆったり確実に強くなる牛歩コース(5年)か選べ、と言われ、当然特訓コースにした為に、ゼンの修行は苛烈を極めたものとなった。
修行に妥協はしないが、ちゃんと弟子を可愛がる良き師でもある。
ゼンが時々人助けしてそこで事件に巻き込まれ、一緒になって悪事を粉砕する、なんて事もしていた為に、『流水』ラザンは正義の剣士、とか言われて困惑している。
そうして妙に人から騒がれる様になったら、転移門でまったく別の遠い国へとおもむき、魔獣退治と似た様な事を繰り返してまた次の国へ、というのをずっと繰り返していた。
ゼンの従魔の事は、実はパラケスが合流するまでまったく気が付いていなかった。
行く先々でゼンが獣人や魔族の子供を手伝いに雇っている、ぐらいにしか考えていなかった無頓着男。
ゼンとの旅の終盤で、魔獣の絶対防御だの、耐性:物理無効だの斬撃無効という、剣士にはどうにも出来ない魔獣の多さにキレて、空間断絶の絶技『虚空』に開眼する。
虚空はラザンが最大限に“気”練り、束ねるまでの“間”があるが、放たれればその斬撃は空間を断ち切り、防御や耐性等を無視して魔獣を斬り裂く、最終奥義?
使う時はゼンが囮となって時間を稼ぐ。
空間自体は、すぐに自己修復して直るが、一緒に斬られた魔獣は、再生機能のスキルも同時に斬られ、再生不能となる。無敵超人の域に近い男、それが『流水』ラザン。
●フェルズに残された『二強』の二人
★『聖騎士(パラディン)崩れ』のシリウス(?歳)
人間。騎士(聖騎士(パラディン))。男性。金髪、イケメン
最大の強敵(ライバル)と思っていた相手が修行の旅に出てしまい、もう後半年で闘技会、というところにゼンが帰って来たので、ラザンの闘技会、出場の有無をゼンにたずねるが、答えは出ない、で、自分よりもラザンがもっと強くなっていると聞き、それを確かめる為にゼンと模擬試合をする。
その結果、ラザンの強さを弟子に垣間見たシリウスは、フェルズを出てラザンと勝負しに行き、負けてもそのまま修行の旅につき合う決心を(勝手に)したのであった。
★『豪岩(グレート・ロック』ビィシャグ(?歳)
人間。戦士。男性。闘技会万年3位
褐色の肌、3メートル近い背丈、体格も大柄。(巨人族の血が、とか無責任な噂有)
巨大な戦斧を使い、敵の防御ごと粉砕する極端なパワーファイター系。
シリウスと事情はほぼ同じなので省略。
シリウスと一緒で、今はラザンと一緒に旅している(筈)。
★パラケス。人間。男性。魔導士(の方がいいので直します。本文中は魔術師かな)
もうかなり高齢な老魔導士。東の『隠者パラケス』と西の『賢者ホーエンハイム』が魔術業界では双璧と呼ばれるくらいの業界2(頂上)トップ。
生涯最後の研究を、魔石再生によって出来る従魔の研究として、その身を捧げている。
後に『従魔再生契約技術』と名付けられる、その研究を、大陸中を巡って続けていたが、行き詰まり、たまたま、魔獣を狩る『流水』の剣士に興味を持って、ラザンとゼンの二人旅に合流し、そこに生きた従魔術の見本市(ゼン)がいた為に、研究は一気に進み、その確実な再生方法や技術の根幹的な仕組みなどが解き明かされたのだった。
別に二人のパーティーに魔導士の戦力として加わった訳ではないので、魔獣退治を時々しか手伝ってくれない。
色々気遣い上手なゼンにほだされて、孫のように可愛がるようになっていた。
その為に、ゼンの記憶や、スキルのない謎等も解き明かそうとしてはくれたが、残念ながら答えは出なかった。
★ライナー(?歳)
スカウト。エルフ。男性。
ゴウセル商会の会長補佐だが、実はレフライアに命令されて派遣されていた本物の密偵。
ゴウセルの飾らない男気に惹かれ、任務がほぼ終わってもそのまま会長補佐を続けていた。
今回は王都でゴウセル商会の乗っ取りをたくらんだ商会の証拠を掴み、事件の解決に一翼をになう。
★ファナ(?歳)
人間。女性。レフライアの3人いる秘書官の1人。
親戚の揉め事の為、一時的にフェルズを離れていたが、帰って来たら状況が一変していて、
ある意味今回一番不幸になった人。出番も1回しかない……
●名前のみかな?サブキャラ
★レオ。人間。剣士。ギルドの検定官。(昇級試験の監督等する)元B級冒険者。結構お調子者だった……
★ハルア。エルフ。ギルドの専属錬金術師。色々破天荒な研究馬鹿。女性です(見た目少女)
ハルアさんは3章で、『従魔研』に参加するので出番はそちらで。
★ロナルド。人間。ギルマスの下に2人いる副ギルドマスターの1人。渋い。いぶし銀。
★トリスティア。人間。女性。ギルマスの秘書官の2人目。眼鏡をかけた真面目な女性。英雄なゼンに会えてあがっていた。(適当に思いついた名前。某ゲームとは完全無関係)
★竜騎士のケイン(人間)と飛竜のシリル。騎士なのに、人を運ぶの商売にしてるとこが、なんともw。敵商会の情報出したり、ライナーさん運んだりと結構出番ある人。
★マリセナ。人間。治癒術士。女性。ゼンがギルドに運び込んだザラの担当したギルドの専属治癒術士。後にそのままザラの師匠になる。少しミーハーな所があるが、弟子となったザラの恋を応援している。
★ゾイ。人間、少年。ゴウセル商会の妨害の為に、脅されて荷物の一斉持ち逃げをしたスラムの子供達のリーダー格。ゼンに諭され、改心し、最終的には同じスラム出なゼンになつく。多分再登場あります。
★ガゼバ。フェルズにある、西風旅団行きつけの武器と防具の店の親方。自作の武器、防具を売り、改造や修理等も受け合う職人気質な鍛冶師。
★スーリア。獣人。女性。ギルドの受付、カウンター業務についている狐耳の美少女。ラルクやサリサ達の隣り街出身で、ラルクの恋人。3章では、妻に、なるや、ならざるや~
★C級冒険者PT『爆炎隊』6人PT戦士系3人魔術師2人スカウト1人。
リーダーのダルケン。人間。戦士系。男。
ギリ。スカウト。人間。女性。
『西風旅団』が迷宮探索中に出会ったPT。
●ゼンの7人の従魔
★ミンシャ。
剣士未満。
碧髪の愛らしい犬耳少女。犬耳は、別にしまえるのだが、それが自分の魅力になると知り、わざと出しているあざとい子。
何故か語尾が「ですの」で終る。これはキャラ付けとかでなく、自然にそうなってしまうらしい。
ゼンが寝落ちして、一晩中握りしめた魔石から生まれた、ゼンの一番最初の従魔。
一晩中、“気”が注ぎ込まれたので、従魔の中で一番潜在能力的に強い。力も強い。
でも役目は家事手伝い。剣は後から教えてもらった。
スキルは危機察知とか気配隠蔽等。
★リャンカ。
金髪碧眼、長髪の美少女。ゼンより少しだけ背が高いのは種族特性か?
治癒術士兼呪術師。
リャンカは、ゼンが明確な目的があって自発的に従魔にした。
その目的は、レフライアの目の呪いだ。
魔族の呪術系なら、解呪のとっかかりにならないだろうか?と思って従魔にしたのだが、見事に狙いは当たり、レフライアの呪いは解けたのであった。
完全治癒スキル持ち。ハイポーション並かもう少しいいかも?
彼女の完全治癒というスキルはとても便利で、悪人をザクザク懲らしめても人殺しにならない、という悪辣で残酷な事が出来てしまうようになったのだ。
これで厳しい修行も楽々になる、とはならず、リャンカがいる頃にパラケスが合流していたので、ラザンから修行中の従魔のスキルは封印、と言われてしまっていた。(それ以前に使った事はなかった)
★ガエイ(牙影)。影狼(シャドウ・ウルフ)。スカウト系。少年。
無口というか、寡黙。黒髪の少年。
偵察、潜入調査等が得意。
影から影への転移スキル等、影を使って色々出来る。隠蔽スキル持ち。
★セイン。
幻術系の専門家(スペシャリスト)。魔術もいくつか使える。
気弱でいつもオドオドしている。
種族特性から、乙女(処女)にしか近づきたくない、触られたくない、と思っている。仲魔や主のゼンは平気。
★ゾート。
気さくで大らか。ゼンにも敬語尽くしな態度ではないので、ゼンにとっては有り難いのだが、他の従魔からは不満炸裂。不忠者だの、主を敬ってないだの、特にミンシャやリャンカ辺りの風当たりが強い。
武器の大剣は、自分の角が武器に変化した物。
スキルはA級魔獣だけあって多種多様。息吹(ブレス)だの光線(ビーム)だの雷だの。
ゼンの卒業試験の相手で、獣王国を騒がせた
妹のアヤメ(彩芽)が、ラザンの従魔でゼンが鍛えた料理番。他の世話も当然する。
★ボンガ。岩熊(ロック・ベア)。大槌使い。大きな少年。
身体は大きく、ゆったりのんびり、子供好き。力持ち。
鉱物分解、精製など、鉱物系のスキルを多数所持している。
★ルフ。ロック鳥。幼女。小さい
高所にあった巣が地滑りで下に滑り落ち、他の魔物に襲われていたのを、母鳥が身をていして庇っていたが、ゼンが魔物を追い払った時にはもう母鳥は死に、巣の雛も大半が死亡していた。
一匹だけ瀕死の状態で生き残っていたルフを、ゼンは仕方なく斬って従魔にした。
だから、従魔の中でただ一人、幼く、雛。まだまだ子供、幼児だ。(5~6歳?)
魔物の成長は早いので2,3カ月もすれば、人を乗せて空を飛べる様な立派なロック鳥になると思われる。
「お?」と何故か、お、をよく使う。自分を「ルー」と呼んでいる。
世界観?
ゼンとラザンが世界中を旅しているので、大陸のざっくりとした情報を。
大陸名、考えてない。
ローゼンは大体大陸の中央、北より。
地球だと、ヨーロッパの真ん中的なつもりで書いてますが、地球のそれとは位置がいまいち何処、と言えませんね。
東に中華な大帝国。東の北方に北欧的な王国。南に砂漠の王国。すんごいザックリ感。
2章の最初の方で帝国の名前出したかも。
西北の方に海商連合のある、中小がまとまっている連合国家。(よくある話)
あー、海の話書きたいけど、フェルズ出ないと行けないですね。しばらく予定なし。
クランが落ち着いてから、別展開になるので、それまではフェルズですね。
『従魔再生契約技術』「メモリーキューブ1.2.3参照」
の話、ではなく、その裏話を。
なろうファンタジーでは結構当り前に出る魔石。
お金になる、そこいらにある魔道具の燃料源になる、魔物の弱点である、と有名ですが、じゃあこれは何だろう?的に考えると、魔物の心臓がどうのとか以前に、これこそが魔物がその魔物であるDNAデータとか?の、情報が全てつまった結晶なのではないだろうか、それに魔力を注げば元の魔物が再生出来るんじゃ?
というのが思いつきの始め。
で、もし再生するなら、それは倒したその後だから、「仲間になりたそうにこちらを見てる」になってもおかしくないんじゃ?と妄想は進み、テイマー絡み的な話になるのです。
三つのしもべに命令だ、おー!7人は多過ぎな気もしますがw
よく異世界に地球の物や考えを持ち込んで、どーの、というのよりも、その世界独自の発見なんかで、主人公の成り上がりの助けになる、的な話にしたかったのです。
真面目に、テイマーは何匹までで、とかゲーム的ですが、色々考え、この発見でテイマー涙目、ではなく、テイマーも補強されるし、疑似的な仲間(同類、同胞)が増えて住みやすい世界になる、まさにウィンウィン。
従魔を奴隷代わりにこき使う、とかもあり得ない。その負担は主人に帰るのだから、それが嫌なら、持たなきゃいいし、情報統制で、しばらくは冒険者ギルドが独占で、そもそもBランクぐらいの強者からじゃなきゃ使えない、と制限付き。
使い捨ては、やろうと思えば出来なくもないですが、そもそもちゃんと使える様になるぐらい育てたら、もう絆も太くなって、心が通じ合ってしまう、それを切るのは、自分の身を切る様なものでしょう。
強者がより強者になるだけじゃ?と思う人もいるかもですが、誰でも使えたとしたら、それこそ世界は訳分からなくなる程の混乱におちいると思うのです。
上級だの上の方も魔物は更に上がいる訳で、常に戦力不足、戦力過多にはならないのです。
それに、自分の分身的存在だから、自分以上の強さにならない制限付き。
テイマーにはそれがないので、やっぱりテイマーは貴重でレアな職、となる。
もしかしたら、何処かに似た様な話があるかも、しれませんが、とりあえず私が読んだ範囲にはないのです。
で、この従魔術自体は、発見者とか研究者はゼンではないのです。パラケスお爺ちゃんですね。
ゼンは知らない間に従魔を得てますが、あくまでパラケスの協力者的なスタンスです。
それにこれは儲けがどうの、とか生臭い話は出ません。
実際の利益に換算したら、それこそ凄いものでしょうけど、そういうのでなく、世界が変わる程の発見で、その世界がどう変わるのか、良くなるのか悪くなるのか、とかそういう方が興味深い、と思っています。
勿論、金がなきゃ生活成り立ちませんから、ゼンは素材の売買とかでちゃんと資産はあるのです。
★批判的な話(スルー推奨?)
私としては、異世界ものでよく、マヨだの醤油だの作って大儲け、とか、こちらの(アナログ)ゲーム持ち込んで大儲け、とかは余り感心しないのです。
食べ物は、大抵自分(主役)が食べたい、食べさせたいから、でまあその気持ちは分かるし、転生とか転移が日本人ならそうなってしまうのもやむなし、なのですが。
他の人が作った物、発明した物で大儲けって、これ悪人か詐欺士の発想ですよね。
こういう系の、当り前の普通の話だったら、自分の発明じゃない物でむなしくなる、とか、結局バレて破滅とかが定番です。
でもなろうのだと、それで儲けて万々歳。主役は何も罪悪感すらない。頭天国?
転生とか転移が複数いる所だと、よくそんな恥ずかしい事出来るなあ、と思う訳ですよ。
お前、うちの国の発明、発見を売って恥ずかしくないのかよ、とか他の人に糾弾されそう。
こういうのは、こっちでも著作権とか、特許とか、それで頑張って考えて儲けてる人もいる訳ですが、その特許とかがある異世界で、堂々と特許取って凄い儲けだ、とかの話はお前(主役)の神経の図太さのが凄いよ、とか思うのは私だけ?
これは、特定の作品批判ではなく、転生者、転移者の異世界での思想、行動批判、ですね。
実際、そういうのを悪役に添えている話もありますし。
だから、この物語には地球からの転移者、転生者は安易に出て来ないし、そういう非常識な振る舞いをさせるつもりもありません。
書き足しある予定。
*******
オマケ
キャラで言う2章反省会
ア「どんどんぱふぱふ~~♪」
リ「まあ、はっきり言ってしまうと、なんでこんな日程きつきつになってるか、だよな」
ラ「そうそう。あのキューブの期間のせいだろ?ゼンの生活が落ち着いてから、ならせめて2週間あったら、あんな追い立てる様な内容になってないんじゃないか?」
サ「借金の返済期間とかある王都の方はともかく、フェルズの方がはっきり言って変よね」
ゼ「そうですね。気の鍛錬も、本当は1週間やる予定でしたし、それが3日で、とかちょっと3日坊主と言う言葉もありますし……」
ア「それは関係ない熟語じゃないかな~」(笑)
リ「ギルマスが目の呪いの事や、その謎の術者の事でやきもきするのは可哀想だが、変な過密日程になってるよな」
ラ「闘技会前みたいに、1週間から2週間に延ばせば良かったのになぁ」
サ「まさにそれよ!どうも、同じ事を2度繰り返したくなかったらしいわね」
ゼ「はぁ。そんな馬鹿な理由で、間違いを正せないなんて、アホですね」
リ・ラ「「アホだな」」
ア・サ「「アホよね~」」
リ「迷宮の事や、その終わりは大体決まってたらしいが、それは日程に余り影響しないしな。」
ラ「鍛錬1週間迷宮1週間とすれば、全然余裕じゃないか。迷宮は、もっとゆっくり周れただろうに」
サ「速く済むに越した事はないけどね」
ゼ「全体を総括すると、日程がおかしい、と」
4人「「うんうん」」
ゼ「全然否定出来ませんよね」
(いや、マジすんませんでした~(汗))
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