外に出たくない!

椎名由騎

春のあるある

 できる事なら外には出たくない。しかし、そうもいかない。


 なぜなら僕が一人暮らしで食料が底を尽きているから買い物をしないといけないからだ。


 うだうだと考えている間に、店の閉店時間になってしまう。


 よし、出ようと決めて、準備を始めた時。


 ゴーゴーと強い風が吹く音がしていた。


 嫌な予感がして、カーテンを開けてベランダのガラス戸を見ると、


 すごく花粉で外が黄色く色づいていた。


 世にいう黄色いカーテンである。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

外に出たくない! 椎名由騎 @shiinayosiki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ