第9話 何で私は存在してるんだろう。

性欲に満ちたこの大地になんで、何の理由があってここにいるんだろう。


人との関係には礼儀がなくてはならない。


そして礼儀の根本は愛である。


あいがあるところには秩序がある。


それは外的に強制された秩序ではなく、心の秩序である。


乱雑ではなく、集中した心の状態をもたらすのは、愛である。


愛がないところには苦しみしか生まれないから。


この世界にはまともな人とフェミニストとの2種類しかいない。


すべてはマンコだという考え。が悪であり、


愛がすべてという考えが善性である。


もちろん、みんな善悪が入り混じった存在ではある。


孔子、仏陀・・ 人は霊に近づくほど、女性原理から解放されていく。


子宮とは神の知性である。


その知性は、全知であるがゆえに限界があるのである。


知というのはなんと動物的なんだろう。


知というのはなんと根本的に非理性的なんだろう。


まともな人とここでいうのは、まんこにこびる必要のない人、つまり完成された自己超越者である大師のことである。


神の知性は汚れている。


神の愛ほど純粋ではない。


くそ、いったいどこにあるっていうんだ。


神の愛はどこにあるんだ。


理論じゃない。


俺は本当


に性欲を超えるものにあいたいんだ。


ふと気づいた。


私は、まだ愛を見つけるのに本気じゃなかったことに。


でも、君の笑顔に、その面影を感じた。


それだけは忘れられない。



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