第6話 転生とチート系。
転生…… させては居ますな。
ただし「実は転生なんですー」という裏事情として。
チート…… だったとしても何か隠したいよなー……
ということで、「なろう」以降ともかく増えた「~もの」。
異世界転生(現在の記憶と知識をもって)、チート、俺TUEEEEE、悪役令嬢、その他もろもろ。
本気で! 面白いものを書こうと思ったら、それはそれで凄く難しいです。
そしてまあ、とっつきやすいの確かです。
ですが「ワタシには」無理っす。
これはですね、二つ理由があるんですが。
・「所謂異世界」の設定が無理
……あまりにも皆様当たり前に使ってる設定とか、ゲーム的な用語がわかりません…… ヒラコー先生が「ドリフターズ」で可視化してくれなかったら、エルフとドワーフもよく判っていなかったと思います。
つか「剣と魔法」の世界が、「ふしぎ」をSF(ともかく事象に理由がほしい)でないとどーもとっつけない自分としてはあかんのです。のでゲームも殆どやったことが無いんですね……
超能力はいいんですが、魔法は駄目。そういう体質なんす。
んで、「神様」もあかん。どーしても神様出そうと思ったら、宗教のシステムとか一神教なのか多神教なのかその成立とか作りたくなってくるんで、もう共通概念としての「異世界の神様」は個人的に「やめたほうがいい」。
もしくは、「この世界を作った者」だ、ということだと、どーしても「百億の昼と千億の夜」の萩尾望都版の最後の方よろしく、宇宙の外にまた外があって…… エンドレスを考えてしまってそれがもう染みついてしまってるんですね……
何つか身体が「書くなーーーーーー」と。
あ、ちなみに「四代目」は基本的に国に宗教はなく、それぞれ「天」とか、「あらゆるものに神は宿る」だったり皆よりどころはそれなりに持っているという設定。一神教があるとしたら、砂漠を越えた、後に「連合」として出てくる方の地帯です。
そもそも皇帝と皇后がバケモノですから。そんでそのバケモノになった理由は七代のはなしで出てきてます(し、それをぶっ壊しにいく)んで、まあ何というか。
「悪役令嬢」とか「ゲームの~」に転生してしまった、という感じのものは、「それを利用して」異世界を書こうとしているんだとは思うんですがね。読むのは好きです。
ただ大概の作品は読むにしてもコミカライズの方がありがたいですな。何せそれこそ「異世界」のイメージがワタシには共通概念として無いから。その意味で「駆除人」とか好きですしー。
小説ベースでないでも「ライドンキング」とか好きですぜー。これは転生っていうよりは「呼ばれた」感ですがね。
異世界と言っても時代が時代なら「幼女戦記」も好きだし。
ただ自分には()
・チートとか
これは…… ですね……
ワタシの世代でジュブナイルとかSFとか小説書き出した人々は皆何かしら「それはあかん」という刷り込みがさなれてるんではないでしょーか……
「いや、それはあまりにもご都合だろ!」というツッコミが入るのを恐れるというアレですね。
そうなんです。「ご都合は駄目」という縛りが何というか、これでもかとばかりに染み込み過ぎているんですよ……
だからまあ、「それに近い」ことは二次ではやってますが、一次では……
二次でも「いやこれあっけなさすぎでしょう」的なタイトルつけて自分でツッコミとか言い訳せんとあかんという。
その辺りのバリアが解けない限りは書きたいと思っても書けないんでしょうねえ……
何と言っても、何かにつけて理由が必要なひとなんで。
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