マリエラのゆ・う・つな日々♪
ミケネコ ミイミ♪
第1話 災難な日々の始まり
私はマリエラ=シトラ16歳。今日も嫌な魔法の勉強がある日なんだけど、まさかこんな事が起こるなんて……。
私はいつもの様に家で魔法の講師の先生を待っていた。……のだが、なんだかいつもと様子がおかしい。いつもならこの時間にあのイケメンの先生が来るはずなんだけど。
そう考えていると、どこからともなく、
「うわーーーーー誰かーーーー止めてーーーー!!!」
と言う声がしたので、私は声のする方をみた。だが時すでに遅しマリエラめがけて1人の見慣れない男がドアを突き破り激突してきた。
マリエラは痛みと怒りで、
「っう……。いったい何なのよ!あんたは?もう痛いじないのよ!!!!」
男はため息をついた後何も無かった様に、
「悪い悪い魔法の実験の為に用意した新しい魔法【俊足君】を、ここで使う前に外で試していたんだが、暴走してしまってね。」
と言いながらマリエラに近づいて、手を差し伸べた。
マリエラはその手をつかもうとした瞬間、何故かその男の手をつかみそこねて顔面を強打した。
「クックックッ、こりゃいい傑作だ」
と、笑いながら恥ずかしそうにしてるマリエラを起こし、
「悪かった。いやすまない。だが、クックッ……」
男は笑いを堪えていた。
「それで何なわけ?いきなり家に入って来たと思ったら……それに貴方何者?」
そう言うとマリエラはその男の頬を平手打ちした。
「いてぇっ!はぁ、そうだよなぁ、いきなり知らない男が目の前でこんな事したらこうなるわなぁ。本当に悪かった。それでだ言い忘れてたが、前の講師が急に来れなくなって、今日からマリエラお前に魔法を教えることになったエリック=ワース、まだ恋人いない歴史19年、そして……」
と格好よく決めようとした瞬間、足元に瓶が落ちていてそれをふみバタンと大きな音を立て倒れた。
……ちょっと何なのよいきなり現れたと思ったら先生で、挙句の果てに瓶をふんで倒れて気絶って……
と思いながらも仕方なく執事を呼びベットで休ませた。
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