第175話 今・カバー
10月10日。
1日中、雨。
1時50分から痛み。10分ほど。
3時、痛み。10分から15分。
4時から6時、強い痛みと圧迫感が30分毎位に。合間はうとうとと眠る。

10月11日。
12時半ごろから何かの音。
時間的に畑の方からの音のようだけれど、外に出ても、風と(台風後の)水の流れの音が大きく、よくわからない。
エコキュートのほうは、これに紛れて分からなかった。
暖かい日なのでさほどの音でなかったのかもしれない。
10月12日。
3時10分前、強い痛みで起きる(外で確認、エコキュートから大きな音がしている)
かなりひどく、圧迫感も続く。
完全に起きてしまい、6時位まで続いた。
K田さん宅のエコキュート にはカバーがかかっている。
エコキュート 、と言うか、貯湯タンクの方にだが、DIYで手作りしたのか、木枠にプラスチックトタンが貼ってある。
最近、エコキュート 本体のほうも同じ素材で屋根が被った。
私はこれを見て、ゾッとしてしまった。
何と言うか、
「大事にしてるのよ!ゼッッッッタイ、言うこと聞かないわよ〜!!」
というふうに見えてしまったのだけれど、うちに来てくださっているヘルパーさんのお一人は、
「あれでもあなたのこと、気にしてるんじゃないの?
少しでも音を弱めようってことなんじゃないの?」
と、おっしゃる。
「ええ〜??
でも、防音壁に効果は無いってお伝えしてあるんですよ?
むしろ逆効果になることもあるとも。
もし、間違った知識でやってしまうにしろ、それならそれで、もう少ししっかりした材料で囲うんじゃ無いですかね?」
「あなたはチャッチャとネットで調べられるけど、そういう人ばかりじゃ無いわよ。
お年寄りなんでしょう?」
「世帯主はそうですけど、3世帯住宅ですよ。
ネットくらい使える人、いると思いますけど」
「若い人たちは関わり合いになりたくなくて、放っておいているのかもしれないし」
人によって、解釈って違うものだ。
また後日、もうお一人のヘルパーさんにも感想を聞いてみた。
「まあ、動かさないわよ〜・・・は、どうか分からないけれど、私にもあれは、エコキュート の方を、大事にしてるように見えるわ」
さて、真実はどっち?

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