第9話「出発前夜」
(アニマ.....聞こえてる?)
【はい、聞こえております。ミーファさん】
(やっぱり思念波で会話できるんだ.....あ、呼びづらいからアニーって呼んでもいいかな?)
【ええ、どんな呼称でお呼びいただいても構いません。それと、私たちは基本不可視なので、通常怪しまれないためには今後は思念波で話すのが得策でしょう。】
(確かにそうだね、他の人には一人で喋ってるみたいに見えちゃうから.....それじゃあこの世界について教えて。)
【わかりました.....】
私はアニーにそこまでの詳細情報では無いが、この世界について教えてもらった。
(なるほどね.....そこで勇者が召喚されてこの世界を救済するってわけかな)
【勇者ですか.....そのようなものの到来を予言するとは.....やはりこの人間は上位システムと関係があるのでしょうか。】
アニーは何やら考えているようだったが、お互いに詮索しすぎないことを決めたのでなにも言わなかった。
(うーん、大体のことは分かったからとりあえず寝るね、おやすみなさい.....)
この時、まだヨミは知らなかった。この世界がRPGに出てくるような普通の世界とは根本的に違うということを.....
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます